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FBI=99歳の大物にも捜査の手=元FIFA会長2人を追及
米国連邦捜査局(FBI)が、ブラジル人のジョアン・アヴェランジェ元FIFA会長とスイス人のジョゼフ・ブラッター同元会長を、1990年代にスポーツ・マーケティング会社ISLから総額1億ドルに上る賄賂を受け取っていた疑いで捜査していると7日付エスタード紙が報じた。
証拠として押収されたアヴェランジェ氏による書簡は、これまでのブラッター氏による、アヴェランジェ氏が作った汚職の構造に自分は関知していないという言い分を覆す物だった。
FBIは今年5月より、サッカー界の要職者への汚職捜査を強めており、ブラジルサッカー連盟(CBF)現会長のデル・ネロ氏、前会長のジョゼ・マリン氏、前々会長のリカルド・テイシェイラ氏が揃って起訴されるという異常事態に陥っている。
アヴェランジェ氏は2013年、90年代に多額の賄賂をISL社から受け取っていた事が明るみになり、FIFA名誉会長を辞する事を余儀なくされた。アヴェランジェ氏は元義理の息子で、元CBF会長のリカルド・テイシェイラ氏とともに、罪を認めずに罰金を払う事でスイス司法当局と合意したが、当時FIFA会長だったブラッター氏は、80年代よりアヴェランジェ氏の側近だったにも関わらず、「知らぬ・存ぜぬ」を貫き通していた。
FBIはこの件をもう一度捜査する事にした模様で、FBIからスイス当局に送られた捜査協力要請状には、アヴェランジェ氏とブラッター氏が汚職の中心人物だったと明確に書かれている。
当時、事務局長だったブラッター氏が汚職に関与していたことは、アヴェランジェ氏署名入りの手紙に「ブラッター氏は汚職の構造を理解しており、自分に助言さえ与えていた」と書かれていたことからも明らかだ。