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オーリャ!

 「もっと日本食としてのアピールを」―12月から開店した新生「すき家」の方針だ(昨日付け詳報)。「〝日本〟にこだわる層は根強い」と担当者は自信を示す。
 メニューに大きな変化はないが、新店舗は日本を前面に押し出した店内が広がる。今までは「ポ語らしく無い店名の目新しい料理」位の感覚だったかもしれないが、これからは確かにその認知は進むかも。
 ところで料理は芸能や文学に匹敵する文化、時代背景が反映されるのは当然だ。「フェジョアーダは元々奴隷の…」「シュラスコは牧畜が盛んな南部の…」云云と知ると、食欲と共に好奇心がそそられる。
 ファストフード的な要素が強い牛丼、ラーメンだが、「日本の牛肉料理の先駆け的存在」「開国後に中華街から…」と興味深い歴史も。配膳トレーにそんな解説を貼ったりして、日本ファンによりアピールするのもいいかも。(桃)