10日、アカデミー賞と並ぶアメリカのエンターーテイメントの大型賞、ゴールデン・グローブのノミネートの発表があり、ヴァギネル・モウラ(39)がテレビ番組部門の主演男優賞、主演作の「ナルコス」が同部門の最優秀ドラマにノミネートされた。
ヴァギネルがノミネートされたのは、ドラマ「ナルコス」での演技によるものだった。
「ナルコス」は、アメリカで作られたネットによる定額配信サービスで現在全世界的に展開されている「ネットフリックス」が製作したオリジナル・ドラマだ。ネットフリックスは現在、世界的に加入者が増えており、「テレビ視聴の可能性を広げるもの」として注目され、ここ数年のゴールデン・グローブでも、毎年のようにオリジナル・ドラマのノミネートがある。
「ナルコス」はコロンビアに実在した麻薬王、パブロ・エスコバルの伝記ドラマで、ヴァギネルはこの役をスペイン語で演じ、体型もエスコバルに似せるために増量をするなどの力の入れようだった。同作の監督はジョゼ・パジーリャ。ヴァギネルがブラジル、そして世界で名を知られることとなった映画「エリート・スクワッド」シリーズを手がけたブラジル人監督だ。
ストーリー全編には英語のナレーション、そして、視聴国に応じた字幕がほどこされ、全世界的な視聴がネット上で可能だ。2015年には10話が配信され、来年のシーズン2の配信も既に決まっている。
「ナルコス」と賞を争うテレビドラマは「ゲーム・オブ・スローンズ」、「エンパイア」、「Mr.ロボット」、「アウトランダー」だ。
また、ヴァギネルが主演男優賞を争うのは、ジョン・ハム(マッドメン)、ラミ・マレク(Mr.ロボット)、ボブ・オデンカーク(ベター・コール・ソール)、リーヴ・シュライヴァー(レイ・ドノヴァン)だ。
ゴールデン・グローブの授賞式は1月10日に行われる。(10日付G1サイトなどより)
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