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オーリャ!

 中島工務店による日本館の自費修復が、先月末から始まっている。今回は岐阜県などから助成があるとはいえ、これで5度目。中島紀于社長のこの男気には頭が下がるばかりだ。
 今回は3人の棟梁格を含む宮大工6人が来聖。彼らが通常、日本各地の社寺を修繕する際には、「地元の文化財だから地元の大工と協力して作業する」配慮があるとか。日本館修繕においても、当地の人材と協力しても良いかもしれない。
 本来なら当地で宮大工の専門家を育てたいところだが、10年で一人前という大工の世界だけに簡単ではない。ただし、最低限の管理ができる人材ぐらいは育成できないものか。
 JICA専門家派遣とかによってセミナーや実技講習はできないか。日本の匠の技術を伝授する機会ができ、当地で少しでも人材が育てば、その分だけ日本館も長持ちするはず。(祐)