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東西南北

 明日13日は、3、4、8月に続く、全国的なマニフェスタソンが行われる。サンパウロ市は例のごとく、今回もパウリスタ大通りが開催場所となる。今回のテーマは、ズバリそのもの、「ジウマ大統領罷免」になるわけだが、しかし、それだけで済むとは思えない。国民の中には、エドゥアルド・クーニャ下院議長が自身の議員権剥奪の危機と引き換えに罷免請求を受理したことに不満を感じている向きも多いからだ。そのため、明日のマニフェスタソンは、「罷免反対」派も「クーニャ罷免」派も入り乱れ、かなり荒れ模様になることもありえる。くれぐれも、暴力沙汰だけにはならないように。
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 サンパウロ市南部に、今にも倒れそうな電信柱が存在し、市民を不安がらせている。それはジャルジン・ミリアンのクペセー大通りの5205番にある電信柱で、電線にしっかりつながれた状態で、イタリアのピサの斜塔を思わせるような傾き方をしている。この近辺には、教会や人気のファストフードの店もあり、人通りも多いという。これがいざ倒れたら、あたった人はもちろんだが、切れた電線による感電その他、諸々の事故も懸念されるのだが。
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 ミシェル・テメル副大統領夫人のマルセラさんが、2人目の子供を妊娠中であると報じられた。テメル氏にとっては、以前の結婚での子供を含め、5人目の子供となる。マルセラさんとテメル氏は年の差が43歳ある夫婦として知られていたが、来年、この子が生まれれば、副大統領は75歳で父親となる。これをやる気にして、権力を狙うこともありえるか。