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将棋=最強者戦=高嶋六段が優勝、2冠に=小中高大会には42人参加

優勝杯と大会旗を持つ高嶋ロベルトさん

優勝杯と大会旗を持つ高嶋ロベルトさん

 ブラジル将棋連盟(山田考由会長)は11月29日、『第34回最強者戦』と『小中高等学校将棋大会』を同連盟会館で行い、各大会に18、42人が参加した。最強者戦ではパラー州ベレンから参加した高嶋ホベルト六段(61、二世)が6勝1敗の成績で優勝を果たし、9月に行われた全伯名人戦大会とあわせ2冠を保持することとなった。試合後、高嶋さんは「とても良い大会だった。次の大会も優勝したい」と3冠への意欲をみせた。
 『最強者戦』は初・二、三、四の各段、最強者(五、六段)のカテゴリーに分かれて行われた。10月に家族で渡伯してきたばかりの加藤修仁くん(12、東京)は、日本将棋連盟東京将棋会館道場で初段位を持つことから四段戦での参加となった。3勝1敗の成績で準優勝を果たし、「勝つことは出来たが、一部内容に不満が。次は全勝を目指す」と、当地将棋愛好家達との真剣勝負を楽しんだ。
 『小中高等学校将棋大会』は、将棋入門者向けのどうぶつ将棋の部と本将棋の部に分かれ、年齢別の各カテゴリーで腕を競った。本将棋10歳の部で優勝したフラウビア・イワクラさん(四世)は「とても楽しかった」と大会を満喫。応援に来ていたフラウビアさんの父、サンドロさん(三世、41)は「娘が日本文化に興味を持ってくれていることが嬉しい」と話した。
 優勝者は次の通り(敬称略)。【最強者戦】高嶋ホベルト 【四段戦】大谷正敏 【三段戦】立岩清志 【初・二段戦】石川達也