サンパウロFCひと筋で様々な記録を作ったゴールキーパー、ロジェリオ・セニ(42)が現役を引退し、11日にモルンビ・スタジアムで引退式を行った。12日付伯字紙が報じている。
1992年にサンパウロFCに入団したセニは、2015年の今シーズンで引退するまで、1238試合に出場した。これは、同一チームでの出場数としてはブラジル史上1位の記録だ。
セニはキーパーながら、フリーキックの名手として知られ、通算131得点を記録。これはキーパーの世界記録で、彼が国際的にも知られる理由にもなっている。
またセニは92、93、05年にサンパウロFCが南米一、および世界一になったときの一員で、06~08年には全国選手権3連覇にも貢献。セレソンでは控えではあったが、02年W杯の世界一に貢献している。
本拠地モルンビ・スタジアムでの引退試合は、92、93年と05年の世界一チームOBの間で行われ、ライーやカフー、現ウルグアイ代表のルガーノなどの名選手が出場。セニは後者の選手として出場した。
試合は5対3で05年チームが勝利したが、セニは最初はキーパー、途中からはフォワードとしてプレー、チームの5点目は自身のペナルティ・キックで決めた。
セニは引退スピーチで「自分が死んだら遺灰をモルンビ・スタジアムにまいてほしい」と涙ながらに語った。
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