LJ=ブンライが被告の扱いに=1200万レの貸付疑惑で=PTの秘密口座作成も暴露=SA市長殺害の口止め料?
連邦検察庁が14日に提出した、ルーラ前大統領の親友で牧畜企業家のジョゼ・カルロス・ブンライ氏ら11人に対する起訴状を、パラナ州連邦地裁が15日に受理した。11人は今後、被告として裁判を受ける。ブンライ氏は既に連警への取調べに対し、「労働者党(PT)が秘密口座を作るためにラランジャ(不正受取人)を使っている」との発言も行い、波紋を広げている。14日付伯字紙サイトが報じている。
今回、起訴されたのはブンライ氏と、その息子のマウリシオ氏、嫁のクリスチアーネ氏、シャヒン・グループ社長のサリム・シャヒン氏や同氏の一族のミウトン氏とフェルナンド氏、ペトロブラス元国際部長のネストル・セルヴェロー氏、その後任で告発後に解任されたジョルジュ・ゼラーダ氏、国際部元課長のエドゥアルド・ムーザ氏、PT中央会計だったジョアン・ヴァカリ・ネット氏、民主運動党(PMDB)ロビイストのフェルナンド・バイアーノ氏の計11名だ。
ブンライ氏は11月24日、バイアーノ、ムーザ両被告の報奨付証言を基にした第21次ラヴァ・ジャット作戦で逮捕されていた。証言によると、ブンライ氏はPBのプラットフォーム事業をまとめる件で立会い、自らも賄賂を受け取っていたという。
検察庁が起訴の決め手としたのは、ブンライ氏が2004年にシャヒン銀行から借りた1200万レアルをPTに回し、返済もしていなかったことだ。ブンライ氏は11日、「同グループに子牛を売って返した」と答えたが、14日には「シャヒンがPBと16億ドルの事業契約を結んだ時点で帳消しとなった」と語り、贈賄を匂わせた。
また、同日は、「シャヒンとPTの関係はそれだけではない」とし、「シャヒン銀行から選挙キャンペーン資金を得るため、PTがラランジャを使って裏金用の口座を作っていたはずだ」とも語ったという。
ブンライ氏によると、04年のシャヒンからの貸付金の半分は、サンパウロ州サントアンドレ市の企業家ロナン・マリオ・ピント氏に支払われた。同市では2002年1月、PTのセウソ・ダニエル市長が謎の誘拐殺人の犠牲者となった。同市長は、PTが1999~2001年に同市のバス会社などから賄賂を集め、選挙の裏金としていたことを告発しようとしていた。ピント氏は当時の賄賂の徴収役で、PTの不正と市長暗殺の裏幕をばらすとルーラ前大統領を脅し、口止め料として600万レを求めたといわれる。
PBとシャヒン・エンジェニャリアの事業契約は2006年に話が起きて09年に締結された。シャヒン・グループからはこの間、約100万ドルがムーザ被告に渡されている。同事業に関するPTへの賄賂は、ブンライ氏やサリム・シャヒン氏から依頼を受けたバイアーノ被告からヴァカリ被告に支払われていた。