【既報関連】ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事の目指す州立校再編に反対し、11月初旬から始まった生徒達の学校占拠が21日までに終結すると18日付エスタード紙が報じた。
学校占拠は一時200校近くに及び、抗議の声の高まりと、路上での抗議活動で軍警との衝突も起きた事で、同知事は4日に来年は学校再編を断念すると発表した。
再編案完全撤廃を求める生徒達は52校で占拠を続けていたが、立て篭もり開始から38日後、生徒側は「占拠の目標は達成された」と判断し、引渡しを決めた。なお、21日にはパウリスタ大通りMASP下広場で抗議デモも行われる。
サンパウロ州政府は再編案撤廃要求に対し、来年「各校の実情に合わせ」対話を行うとしている。
「我々の要求の全てが通ったわけではないが、諦めない。学校占拠は目的を達し、今は別の作戦を考える時」と様々な学校からなる生徒の団体は声明を発表した。
州政府が来年の学校再編断念を発表して以来、活動を支援していた社会活動団体と生徒との間で摩擦も起きていた。サンパウロ州公立校教員組合(Aeoesp)は早期の学校開放を主張していた。
学校開放は18日正午~21日に行われるが、最終決断は各校生徒に任せられる。市西部のシリジアン・ブアルケ校は生徒達が投票で退去するか否かを決める意向だ。
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