ブラジル日本商工会議所(村田俊典会頭)は11日、サンパウロ市のブッフェ・コロニアルで恒例の忘年会を開催した。会員企業代表者のほか、梅田邦夫大使、中前博隆総領事らも出席し、総勢250人で1年の労をねぎらった。
挨拶に立った村田会頭は、「厳しい環境の中、積極的に協力してくれた会員の皆さまにとても感謝している」と話し、1年の総括として、各種セミナー活動や外交120周年記念事業だった花火大会への寄付金協力などを紹介。
名誉会頭である梅田大使が乾杯の挨拶に立ち、「来年は今年以上の激動の1年になる。官民一体となって、乗り切りましょう」と呼びかけた。
歓談の合間には、サラリーマン6人で結成したバンド「Antiques」が登場。例年プロの音楽家やマジシャンなどが出演するが、「青葉城恋歌」や「青春の影」など懐かしの名曲を中心に9曲を披露し、会場を盛り上げた。リーダーの細谷浩司さんは「練習時間に制約のある中、うまくいってよかった」と一仕事を終え、安心した様子だった。
各企業が景品を持ち寄り行われたプレミアム大抽選会では、1000レアル分の食事券や大型テレビなど全36点が供された。抽選会の目玉となった日伯往復ビジネスクラス航空券を引き当てたビジネスコンサルタントの橋本晃さんは、「良い1年の締めくくりになった」と喜んだ。
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