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東西南北

 クリスマスを控えた最後の日曜日となった20日は、どこもかしこもクリスマス一色となったが、それはサンパウロ市も同様だった。セントロの3月25日通りやブラスといった、古くから知られる伝統の商店街は、「プレゼントを買う最後のチャンス」とばかりに買い物客が通りや店内を埋め尽くした。パウリスタ大通りでは、午前10時から午後6時まで、8時間にわたって自動車を不通にし、サンタクロースによるパレードを敢行。サンタのみならず、クリスマスにまつわる様々なキャラクターたちが、道行く人にお菓子を配って回った。景気後退や政治危機で激動だった1年。クリスマスくらいはホッとしたいものだ。
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 20日、サンパウロ市内の北部から中央部を中心として強い雨が降り、リベルダーデ地区など12カ所で冠水が起き、車が水浸しになる光景が見られた。ただ、それほどの雨だったにも関わらず、郊外にある水系に雨が落ちなかったことで、貯水率にはそれほど跳ね返っていなかったのは惜しかったか。ただ、今月が3分の2を終えた時点でカンタレイラでは月間平均の8割弱の雨が降っており、未開の水域脱出まで2・7%に迫っている。
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 日本で開催のクラブ・ワールドカップは、欧州王者のバルセロナが南米王者リーベル・プレイトをよせつけず3―0で圧勝、4年ぶりの世界一に輝いた。ネイマールは2アシストで優勝に貢献したが、日本のメディアではそれ以上に、彼が決勝の2日前に東京・表参道のイタリア・ブランドの高級時計店で2000万円の買い物をしたことが話題となっていた。