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サンパウロ市で3日続きの大雨=各地で自動車など被害に

 21日午後、サンパウロ市内で激しい雨が降り、市内27カ所で冠水が起きた。21日付フォーリャ紙サイトが報じている。この雨で西部、セントロ、北部などで冠水が起きた。
 特に被害が大きかったのは西部のヴィラ・マダレーナ区で、ベルミロ・ブラガ通りとアルモニア通りが冠水。アルモニア通りとイナシオ・ペレイラ・ダ・ロッシャ通りの角では濁流に呑まれた車13台が渦に巻き込まれるかのように積み上がった状態となった。パルメイラスの本拠地アリアンツ・パルケのあるポンペイア大通り近辺も、冠水で通行不能となった。
 東部のジャルジン・サンフランシスコでは、ギラ・アカンガタラ通りを走っていたマイクロバスが路上に溜まった水に乗り上げた形になって横転する事故も起きた。
 洪水に関する注意報は午後4時に北部と東部、マルジナル・チエテ、5時にセントロと南東部、6時にマルジナル・ピニェイロスに出された。この時間帯、ルス駅のポルトガル語博物館では大火災が起きていた。
 サンパウロ市では19日以降、3日続きの豪雨で、ピリトゥーバでは19日、車が流されるのを防ごうとしたマウリシオ・デ・オリヴェイラ・マルチンスさん(23)が、倒れた塀の下敷きとなって水死する事故も起きている。