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東西南北

 21日に起こったサンパウロ市ルス駅のポルトガル語博物館の火災は、市や州を超えるショックと共に、全国的に大きな反響を呼び込んだ。それはやはり、ポルトガル語博物館が展示していた催しの文化的意義の高さもさることながら、ルス駅という、ブラジルの駅の中でも有数の歴史を誇り、文化的にも意義を持つ建造物が損傷を受けたことに対する、市民の悲しみが反映された結果なのだろう。ルス駅は1902年の改築後だけでも、113年もの歴史を誇っている。同駅の火災は1946年11月以来、69年ぶりだ。前回も消火に5時間かかる大火災となり、レストランなどが焼失する事態が起きている。
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 22日未明から夏に突入したブラジル。サンパウロ市ではこの日、早速夏らしい暑さを体感できた。特に19日から21日、市内は大雨三昧で冠水も至るところで出来た状態だったために、「いい加減に、それは勘弁」というのが市民の本音か。予報によると、クリスマス・イヴの24日までは、晴れ間が見られる暑い日が続き、雨は軽い夕立ち程度だという。ただ、クリスマスが明ける頃から、また天気が不安定になるとのこと。カンタレイラ水系の未開の水域脱出も年末前後と期待されている。
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 22日より、サンパウロ市内では、車のナンバー・プレートの末尾番号を対象に行う、おなじみの乗り入れ規制「ロジージオ」が一時休止となる。再開は来年の1月11日からとなる。年末年始の休暇中、車で遠出をすることも珍しくないドライバーにとっては、わずらわしさが減って一安心か。なお、トラックのロジージオは維持される。