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ルス駅火災=鉄道貨物輸送にも影響=早い運行再開を望むCPTM

 【既報関連】サンパウロ市中央部ルス駅では、21日に起きたポルトガル語博物館の火災後、CPTM7号線と11号線の乗り入れが停止、1日30万人の利用客の他、サントス港からサンパウロ市やサンパウロ州西部までの鉄道貨物にも影響が出ていると29日付エスタード紙が報じた。
 貨物輸送を行うMRS社は代替案立案中だが、再開の目処は立っていない。同社では火災後に止まった便数公開は「顧客に不利益になる」とし、何本の貨物便が止まったか伏せている。同社と契約を結んでいる企業はサンパウロ市証券取引所上場企業も多く、農産物を始め、セメントやボーキサイト、鉄鉱石、工業製品の輸送も行う。サントス港側では、鉄道輸送停止の影響は出ていないという。
 サンパウロ総合大学工学部の技術研究所(IPT)は27日、同駅営業再開には新たな補修工事が必要との見方を示した。CPTMは30日の再査察で乗客と貨物の輸送再開を期待している。