患者にCanja
Canja スープは、昔、バスコダガマがインドの kenji というスープを取り入れてポルトガル人が鶏肉を加えたと言う言い伝えと、中国のお粥、congee がポルトガルに伝えられてブラジルで食べられるようになったという、言い伝えがあります。
ブラジルでは油っぽいお料理が多く、さっぱりしたものを食べたい時にはオススメの一品です。
暑い国ですが、ちょっと寒い日や飲み過ぎた時、胃腸が疲れた時、風邪をひいた時、雨がしとしと降る日にはキッチンに見えるお鍋の湯気を見ると、何故か嬉しくなりました。
ブラジルでは結構油っぽいお料理が多く、さっぱりしたものを食べたい時にはオススメの一品です。
父が経営していた日本のお店では、お酒を飲んだ後にでカンジャを召し上がりにお越し下さる方も多く、とても喜ばれていました。
また、ブラジルの産院では必ず出る一品です。
以前、LAへレコーディングに行った時、とあるレストランにチキンスープとメニューに書かれてあり、とても懐かしくなり注文してみたところ、なんとこのカンジャでした。
数本のスパゲティーも入っていた事が 不思議でしたが、そのような食べ方もあるのですね。
チキンスープ(Canja de galinha)
材料
鶏のモモ肉 1枚
小玉ねぎ 小 2個
ニンニク 1かけ
トマト 1/4個
月桂樹の葉 2枚
水 2リットル
お冷御飯 2膳
人参 1/4個
オリーブオイル 適量
チキンコンソメスープの素 適量
作り方
- 玉ねぎ一つとニンニク、月桂樹の葉、鶏肉、水2リットル入れてコトコト煮る。
- 水が2/3位になるまでアクを取りながら煮て、鶏肉を取り出してほぐしておく。
- 残ったスープは濾してその中に玉ねぎひとつをスライスして、人参と好みでトマトを刻んで、さいた鶏肉を入れて塩胡椒で味を整えて、御飯を入れる。
[su_heading size=”16″ margin=”10″]小野リサ | Lisa Ono[/su_heading]
ブラジル・サンパウロ生まれ。
10歳までの幼少時代をブラジルで過ごし、15歳からギターを弾きながら歌い始める。
1989年CDデビュー。ナチュラルな歌声、リズミカルなギター、チャーミングな笑顔で瞬く間にボサノヴァを日本中に広める。
アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジャズ・サンバの巨匠、ジョアン・ドナードら著名なアーティストとの共演や、ニューヨーク・ブラジル・アジアなどでの海外公演も行っている。
1999年に発表したALBUM『DREAM/ドリーム』が、20万枚を超えるHitを記録。
以降、日本におけるボサノヴァの第一人者として、その地位を不動のものとしている。