先日サンパウロ市の「100円ショップ」に行き、7レアル近い値段を見たコラム子は思わず、「高い!」と叫んでしまった。正確には220円ショップか。しかし考えてみれば、わざわざ地球の反対側から輸入した商品だし、高い関税で値段が上るのは当然だ。高関税は国内産業を守っている証拠でもあるが、そんな大きなハンデがあるにも関わらず、現在のブラ ...
続きを読む »2015の記事一覧
不可能を可能にする学生運動=歓迎された教皇の置き土産=パラグァイ 坂本邦雄
去る7月の10日から12日にかけてパラグァイを公式訪問したローマ教皇フランシスコは国民過半数の信心深いカトリック教徒に熱烈に迎えられたのみならず一般大衆にも好印象を与え、希望に満ちた光明の証跡を残してバチカンへ帰庁した。 隣国アルゼンチン出身のフランシスコ教皇はパラグァイの歴史に明るく、特にかの忌わしい三国同盟戦争(1865? ...
続きを読む »絵画や工芸作品が300点=文協美術展が開幕、18日まで
ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)主催の『第9回文協総合美術展』が、11日からサンパウロ市の文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381)で始まっている。10日午後には大講堂で開会式と優秀作品の表彰が行なわれ、400人以上が訪れた。 現代画、具象画(美展)、工芸の3区分に約150人から300作品ほどが集った。金子謙 ...
続きを読む »アーリョ・ショウナン裏話=炉辺談話=荒木桃里=(9)
林田は何か猪瀬に耳打ちをしていた。猪瀬の目が眼鏡ごしにきらり光った。職業柄、この連中は鹿を追う漁師に似ている。「見せてくれ」というのである。宴の乱れた会場を抜け出した一行は、小楠の農場に向った。 納屋の一隅には、売れ残った二百キロのアーリョが茎をしばって吊るしてあった。技師はその中の一束をとって首を落とし、尻ひげを切り、薄皮を ...
続きを読む »オーリャ!
「本当の自分に変身するんだ。I am a HERO~」という日本の歌謡曲を聞き、「またか…」と残念に思った。若者向けの曲の多くが、盛り上がるサビの部分で、歌詞が簡単な英語に変わる。なぜかブラジルに来てから特に気になるようになった。当地の流行曲ではあまり見られない現象だと聞く。 これを英語圏の人が聞いたら違和感を受けるだろう。英 ...
続きを読む »移民110周年に向けた準備をはじめよう
秋篠宮殿下のご来伯日程が正式発表となった。28日に着聖なさるので、ちょうど2週間後だ。11月8日まで12日間も滞在される。その間、サンパウロ市、パラナ州4都市、南麻州カンポ・グランデ、パラー州ベレン、首都、リオで日系人らとお会いになる過密な日程だ▼今回もサンパウロ州はサンパウロ市のみだが、パラナ州は入植百周年ということもあり4 ...
続きを読む »“未病”とモリンガ(2)=モジ・ダス・クルーゼス 野澤弘司
一生のうちで日常生活に支障無く送れる期間、即ち日本人の健康寿命は厚生労働省によると、2013年は男子が71・19歳(平均寿命80・4歳)女子が74・21歳(平均寿命は86・61歳)でした。即ち健康寿命と平均寿命とでは男性で9・02歳、女子で12・4歳の大差が有ります。 長寿は誰しも望むところでありますが、願わくば他人の足手まど ...
続きを読む »言論の自由はいいが鵜呑みにするな=サンパウロ 梅崎嘉明
最近、目良浩一氏の記事や講演がにぎにぎしく新聞に報じられていて、それに共感する人々も多いようだ。目良氏はアメリカに住んでおられるようで、アメリカの政情、歴史をネタに報じられておられるようで、日本側の情報を見聞きしてきた私などが読むと多少のくいちがいがある。 その国の歴史というものは、自分の国に都合のよいように記録されているもの ...
続きを読む »グランデ・オテロが生誕100周年=サンパウロで代表作上映会
ブラジルが生んだ最初の黒人の名優、グランデ・オテロが、8日で生誕100周年を迎える。これを祝し、サンパウロの映画館では100周年を祝う上映会が行われている。 グランデ・オテロことセバスチアン・ベルナルデスは、1915年10月18日にミナス・ジェライス州のウベルランディアで生まれる。幼くして見たサーカスに傾倒し、10代後半にサン ...
続きを読む »サンパウロ州義務教育=生徒の大幅再編成に動く
9日午前、サンパウロ州の教育改変に反対する学生や生徒が、サンパウロ市目抜き通りのパウリスタ大通り片側車線を占拠してデモを行った。警備に当たった軍警はデモの参加者数を明らかにしていない。 サンパウロ交通工学公社(CET)によると、パウリスタ大通りは、午前8時25分頃、占拠された。学生達はサンパウロ美術館下の広場からパウリスタ大通 ...
続きを読む »