ブラジルの「オレオレ詐欺」の多くが刑務所内から携帯電話でかけられてくることは有名な話だ。詐欺師はとっくに捕まっているので、これ以上捕まえようがない?!しかも熱心に〃仕事〃を続けている点が日本とは違う。ちなみに、日本ではマイナンバー制度が今月から施行されたばかりだが、さっそく「マイナンバー電話詐欺」が発生したとの報道があった。な ...
続きを読む »2015の記事一覧
外務省研修に女性若手社長=「日本を感じる環境を」
日本政府による「外務省指導者研修」で、8月23~30日まで訪日したサンパウロ市在住の青木タチアナさん(29、三世)が先月23日、帰国報告のため来社した。 同制度は今年で開始50年を向かえ、これまでに中南米から200人以上を送り出している。今回も当地以外にペルー、ドミニカ、アルゼンチン等から計10人が参加した。 テーマは「対外発 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(48)
次いで、もう一カ所、候補となったのがトゥレス・バーラスであった。当時、北パラナは豊饒な大地が無限に広がる開発前線として、世の関心を惹き付けていた。梅谷は興味を抱いたが、日本へ帰国の日時が迫っていた。ために後を武石に任せた……と、そういう経緯で、前記の現地入りとなったわけである。 武石の調査の後、連合会はこの土地を購入した。面積 ...
続きを読む »CIATE=コラボラドーレス会議=デカセギ子弟も登壇
CIATE(国外就労情報援護センター、二宮正人理事長)は17、18の両日、「2015年度CIATEコラボラドーレス会議」を開催する。会場はサンパウロ市のレッキスブラジル・ホテルエスコーラ講堂(Rua Sao Joaquim, 216, Liberdade)。同時通訳つき。 外交120周年事業の一環としておこなわれ、テーマは「 ...
続きを読む »アーリョ・ショウナン裏話=炉辺談話=荒木桃里=(6)
だが季節外れの降霜のため、せっかく生育のよい小麦も、毎年穂孕期に被害を蒙り、入植者は断念してミーリョを植えたり、近くのパルプ工場に働きに行ったりして、土地を手離す者が増えていた。 小楠の隣耕地も、ジャポネースで、いい買い手があれば世話をしてくれとたのまれていたのである。「俺が話をつけてやる。牛を連れてはいって見ろ、そのうちに土 ...
続きを読む »チャンスを逃さないで
地方紙中心のブラジルとは異なり、日本の新聞業界は全国紙が発行数の半数を占める。しかし、地域によっては地方紙がより大きな支持率を持つところもある。北陸3県では特にその性格が強く、今回訪問団が駆けつけた富山県もその一つ。 訪問団には県紙「北日本新聞」の社会部記者が帯同し、連日その様子を紙面やサイトで報じていた。県知事が欠席の中、県 ...
続きを読む »ますます遠のく財政緊縮…
今年7月、英経済専門紙はブラジル情勢を「終わりないホラー映画」と喩えたが、むしろ「道化師芝居」の様相を呈している▼PMDBが主張する官庁削減をジウマが受入れて39省庁から31に減らし、「2018年までは安泰」と再出発した。その翌日、歳出増加の爆弾法案に大統領が拒否権を行使した件を追認すべく招集した議会で、PMDBを中心に与野党 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇 (859)=富重久子 選
サンパウロ 林 とみ代
心の灯一つ点して春の宵
【「春の宵」といえば日が暮れて間もない、どことなく和やかな明るさの残る感じ。淡い感傷の漂うような若々しい想いのあるものである。
この句の「心の灯」を点して、という詠み出しから心惹かれた一句である。春宵の明りの中に座りながら、ふと心の中に浮かんだ灯をやさしく点して、過ぎ去った若かりし頃の忘れられない想いを心に描く作者の姿であろうか】
【ブラジル富山県人会創立55周年】富山県南米親善訪問団=文化、薬、環境を3本柱に=更なる人的交流を再確認=USPへの奨学金も継続
ブラジル富山県人会(市川利雄会長)の『創立55周年式典』(後日本紙7面掲載)に駆けつけた杉本正団長以下訪問団一行は、『富山県とサンパウロ州との友好提携30周年事業』『サンパウロ大学日本語・日本文学専攻学生に対する奨学金制度認定証交付式』に出席。州県のこれまでの友好関係を確認し、さらなる強化へ向けた一歩を踏み出した。 一行はサン ...
続きを読む »開幕迫る2018W杯南米予選=ブラジルの初戦は敵地チリ戦
悪夢の惨敗を喫した昨年の自国開催W杯から1年と3カ月、サッカーブラジル代表、セレソン・ブラジレイラは早くも次のW杯、ロシアに向けての船出を切る。10月8日から2年の長きに渡る、2018ロシアW杯南米地区予選が開幕だ。 初戦の相手はチリ、会場は敵地サンチアゴ。直近の地元開催コッパ・アメリカで初優勝し、勢いに乗っている。エースのア ...
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