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2015の記事一覧

メキシコで神様になる方法

 県連の「ふるさと巡り」でメキシコを訪問した。道中のあれこれは別稿で紹介することとして食でいえば参加者に不評だったようだ。メキシコ料理は、2010年にユネスコの無形文化遺産に認定、日本でも人気だ。「辛すぎる」「ごはんものがない」という声にみるように料理自体が年配の日本人向きではないのか。そしてホテルの料理は味気ない。そんな時、記 ...

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政府の失政のツケは払わない!=巨大アヒル人形を使っての反増税運動

連邦議会前におかれた高さ12メートルのアヒルの人形(Jose Cruz/Agencia Brasil)

 1日、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)のパウロ・スカッフィ会長らが首都ブラジリアの連邦議会前で、増税反対キャンペーンを開始した。 同会長考案の「アヒルを払ってたまるか(「他人のツケを払う」の意)」と題されたこのキャンペーンは、政府の増税に反対するものだ。 「我々は財政調整には賛成だが、それは増税を通じてではなく、歳出や行政の ...

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“ブラジルのハリー・ポッター”死去=別の顔である軍警のパトロール中

 9月30日、世界的な人気映画シリーズ「ハリー・ポッター」のブラジル吹き替え版で、主人公ハリーの声をつとめた声優のカイオ・セーザルさん(27)が亡くなったが、その原因は予期せぬものだった。 カイオさんは声優として働いていたが、その後は軍警に転身。軍警ではリオ市北部の犯罪地区として悪名高いアレモン地区にある平和駐留部隊(UPP)の ...

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ルーラ政権の収賄疑惑浮上=MP471承認で裏工作=エスタード紙が独占報道=ルーラの息子も金受け取る

9月30日のルーラ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 ルーラ政権時代の2010年に通過した、自動車製造業者に対する税優遇処置の延期を認めた暫定令(MP)471に関し、業者がロビイストに賄賂を払う相談を行い、賄賂と疑われる金がルーラ前大統領の息子の経営する企業にも横流しされた疑いが浮上した。労働者党(PT)政権にとって新たな火種が生まれつつある。1日付エスタード紙が報じている。 今 ...

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サンパウロ市=多いバイクでの負傷者=違反摘発と交通量に差=減らぬ危険なすり抜け走行

バイクの運転マナーの悪さが交通事故につながっている(Paulo Pinto/Fotos Publicas)

 サンパウロ市全体の交通量においてバイクは13・2%を占めるだけだが、サンパウロ市で発生する交通事故の負傷者の半分はバイクの運転手や同乗者が占めている。他方、バイク運転手に科された罰金はサンパウロ市全体で科された金額の4・2%に過ぎないと1日付フォーリャ紙が報じた。 サンパウロ市交通工学公社(CET)発表の統計では、交通量と罰金 ...

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ビリングスからの送水開始=取水用ポンプは天然ガスで

竣工の記念プレート除幕式で(Eduardo Saraiva/A2IMG)

 サンパウロ州で水危機が叫ばれ始めてから1年半後の9月30日、リオ・グランデ水系のビリングス湖からアウト・チエテ水系のタイアスペバ貯水池への送水が始まったと1日付エスタード紙が報じた。 ビリングス湖からの送水量は毎秒4千リットルで、高密度ポリエチレンの管2本を経て、タイアスペバ―ミリン川に放水された水が貯水池まで流れ下る事になる ...

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2015年=二桁インフレ待ったなし=ガソリン高騰全産業に影響

 ドル高レアル安に苦しむペトロブラス社が9月末日からガソリン価格、ディーゼル油価格を値上げし、消費者価格にも初日から、ガソリン1リットルあたり0・17~0・20レアルが上乗せされた。これにより、今年のインフレ率は、02年の12・53%以来となる、二桁上昇となる可能性が高まったと1日付エスタード紙が報じた。 「ガソリン価格の上昇に ...

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サンパウロ市議会=IPTU修正法案を承認=無人の小住宅に値上限界なし

 9月30日、サンパウロ市市議会は、フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長(労働者党・PT)の市政が主張する、500平米以上の空っぽの土地、または小さな建造物はあるが居住者が不在の土地に対する都市不動産所有税(IPTU)は、通常の家屋などに設けた値上げ幅の限界の適用外とする条例を承認した。1日付伯字紙が報じている。 この法案はハダ ...

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東西南北

 9月30日、イボッピによる最新の世論調査の結果が発表され、国民の69%がジウマ政権に対し「悪い」との評価を行い、「よい」はわずか10%しかいなかった。ジウマ政権は6月に行われた調査では民政復帰後の大統領としての最低支持率記録を更新しており、今回はそれよりは若干良くなったものの、もはや「同情票」にさえ見えなくもない。それは、以前 ...

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国外犯処罰=フジモト被告に時効認めず=三審で一転、禁固刑を支持=特別上訴の連邦高等裁で=連邦検察庁まで意見書

 2005年10月、静岡県湖西市で女児が死亡した自動車事故で、事故後に帰伯し過失致死罪に問われた日系人パトリシア・フジモト被告に対し、連邦司法高等裁判所(STJ)は17日付で、禁固2年2月とした一審判決を支持する判決を下し、9月29日に公表した。昨年4月の時効判決から約1年半後、フジモト被告に再び「ブラジル司法による制裁」が科さ ...

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