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2015の記事一覧

ドル高急進で政財界に激震=レアル史上初の4レ突破=財政改善が急務の政府=対外債務拡大危機のPB社

ドル・レアル相場が初めて1ドル=4レアルを突破(Rafael Neddermeyer/Fotos Publicas)

 22日、ブラジルの外国為替市場は1ドル=4・054レアルで取引を終えたと23日付伯字紙が報じた。レアルの対ドル相場が、1ドル=4レアルの水準を突破したのは、94年7月1日にレアルが導入されて以来初めてだ。これまでのレアル最安値は02年10月11日の1ドル=3・990レアルだった。 「もはや無駄に出来る時間はない」とジウマ大統領 ...

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ヴァルガス元下議有罪に=LJ初の政治家への実刑=メルカダンテの捜査開始も

有罪判決を受けたヴァルガス被告(Renato Araujo/Camara dos Deputados)

 パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事は22日、同州選出の元下議アンドレ・ヴァルガス被告(元労働者党・PT)に対し、収賄と資金洗浄、犯罪計画の罪で14年4カ月の実刑判決を言い渡した。同被告はラヴァ・ジャット作戦(LJ)で有罪となった最初の政治家となる。23日付伯字紙が報じている。 ヴァルガス被告の逮捕は4月10日の第11次LJで ...

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三井物産に会社権売却か=PBとの交渉最終段階に

 急激なドル高レアル安で負債が急増しているペトロブラス(PB)が22日、国内で天然ガスを供給する、同社傘下のガスペトロの株式49%を三井物産に売却する方向で最終段階の交渉を進めていると発表したと23日付伯字紙が報じた。 PBが三井物産にガスペトロの株式売却との話は、7月に三井物産と丸紅がガス・パイプラインの権益売却に入札すると発 ...

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国境なき科学=今年は新規募集を停止=経済危機の影がここにも

 連邦政府は22日、ジウマ大統領の目玉政策の一つの国外留学支援プログラム「国境無き科学(CsF)」の新規募集を無期限で停止する事を公に認めたと23日付エスタード紙が報じた。 この宣言は国連の子供の権利委員会(CDC)の総括の中で行われた。CDCの総括は21、22の両日にわたって行われ、幼児に対するブラジルの政策を評価査定した。  ...

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マリーナの新党、遂に承認=16年市長選から本格始動

 高等選挙裁判所(TSE)は22日、昨年の大統領選で3位となったマリーナ・シウヴァ氏の新政党、持続ネットワーク(RS)の結党を正式承認した。23日付伯字紙が報じている。 RSの結党は、マリーナ氏が14年大統領選に臨むことを前提に、2013年から進められていたが、選挙の1年前と設定された期日までに提出しなければならない新党結成のた ...

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東西南北

 サンパウロ商業連盟が行ったサンパウロ市の交通政策に関するアンケート調査の結果が、22日に公表された。それによると、「1日中車を利用する」と答えた人が昨年の調査の56%から45%に落ちた。市内の主要道路の制限速度が落とされていることに関しては、53%が反対、43%が賛成と意見が二分されているが、ドライバー側の立場では66%が反対 ...

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第27回郷土民謡全伯大会=馬場アヤ子さんが優勝=55周年で祝賀使節団訪日

優勝旗を持つ馬場アヤ子さんと斉藤会長

 ブラジル郷土民謡協会(斉藤美恵会長)主催の第27回全伯大会が8月2日、サンパウロ市の宮城県人会館で開催され、100数人の歌手が集まって熱唱を繰り広げた。その結果、佐渡おけさを歌った馬場アヤ子さん(69、佐賀県)が見事優勝し、10月16日に東京・武道館で行われる「郷土民謡・民舞全国大会」への出場切符を手にした。 地元サンパウロ市 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(40)

若き日の後宮武雄

父親そっくりの… 後宮武雄の長男良威氏は、先に記した様に、1935年、セント・ビンチ・シンコに生まれ、翌年、日本へ行き、15歳でブラジルに帰った。その後1957年、再び日本へ行き、父親と同じ慶応の経済学部を卒業して結婚、夫人と共に6年ぶりに帰伯した。 慶応の経済といえば、職場は丸の内のビジネス街辺りが相応しかったろう。が、牛糞の ...

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学生インターン拡大へ=アイセックから2氏来伯

手応えを語った田邊さん(左)と福原さん

 国外インターンシップを運営する学生のNPO法人「アイセック・ジャパン」から8月末、田邊怜さん(24、大阪)=東京大学大学院2年=と福原智成さん(18、千葉)=同大学1年=が来伯し、当地での受け入れ企業拡大を図った。 田邊さんは2012年に11カ月間、進出企業でのインターンを経験した。研修中は市場調査やIT関係に従事。「たった1 ...

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壮絶な人生綴る随筆収録=谷口範之さん作品集第2弾

自身二冊目の著書を持つ谷口さん

 楽書き倶楽部や日系文学会員の谷口範之さん(90、広島)の作品集『雑草のごとく2』が刊行された。武本文学賞入選作品含む、随筆26本に加え5本の短歌を掲載。 終戦後の壮絶な経験を「私のシベリア抑留記」、渡伯当初のアマゾン入植を「ガマ移住地移住記」(ポ語訳付)で綴る。 その後のピエダーデでの農業生活を描く「バンコ・ド・ブラジル ソロ ...

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