日系・沖縄移民社会における日本語の諸相を探る『日系移民社会における言語接触のダイナミズム―ブラジル・ボリビアの子供移民と沖縄系移民』(318頁、7千円、工藤真由美・森幸一編著)が、8月中旬に大阪大学出版会から上梓された。 同研究は文科省の補助金事業「21世紀COEプログラム」の一環で、02年に工藤真由美阪大名誉教授の主導で開始 ...
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CIATEが原爆講演=有識者二人招き、19日
国外就労者情報援護センター(CIATE、二宮正人理事長)が19日午後3時から同5時まで、「原爆投下70周年の集い」を開催する。場所は文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)1階12号室、参加無料。 ブラジル被爆者平和協会・森田隆会長と、CIATE学術評議員の中川郷子さんの娘、クリスティーネさん ...
続きを読む »大耳小耳
14日に熊本県の阿蘇山で噴火した。噴煙が火口から2キロメートルまで上がり、火口から飛散する石もあるとのこと。気象庁のホームページによると、同山は80年以降だけでも15回以上噴火し、降灰もたびたび確認されているという。しかし熊本出身のコラム子にとって「噴火」といえば鹿児島の桜島ばかりが記憶にある。阿蘇山のそれは記憶から消えている ...
続きを読む »ルーラとドン・ペペを比較=二つの異なった政治スタイル=パラグァイ 坂本邦雄
各々の自国の運命を左右した二人の政治巨匠の面白い比較論評である。その一人は、来る2018年に「夢よ再び」と大統領選に出馬の意欲を燃やすブラジルのルーラ元大統領。もう一人は高齢で再度の大統領選への立候補は諦め、今後は「社会済度(さいど)の預言者」をもって自任し、「徳義と誠実の大使」としてラテンアメリカ諸国の遍歴を企てるドン・ぺぺ ...
続きを読む »死線を越えて―悲劇のカッペン移民=知花真勲=(2)
カッペンへの道―過酷・辛苦な道のり 見ず知らずの他人でありながらの親切心に、「イチャリバチョーデー(一度会ったら皆兄弟)」のチムグクル(真心)に胸が熱くなったことが思い出される。 駅で荷物を受け取り、次の目的地に向かった。3台のトラックを借り受け荷物も人間も一緒に乗り合わせて、約900キロの行程のでこぼこ道を、昼夜を通して3日2 ...
続きを読む »健康麻雀に参加して
独立記念日に出社すると、日毎ビルの入り口で鍵を持ち、来客を待っている上品なご婦人がいた。手にしている文庫本の趣味も良く、面識はないが「おはようございます」と挨拶した。 聞くと毎週月曜日と木曜日にビルの12階で「健康麻雀大会」を主催しているのだと言う。何が〃健康〃かといえば「飲まない」「吸わない」「賭けない」「徹夜しない」がモッ ...
続きを読む »農業と格闘する移民の姿
1964年入植のサンタカタリーナ州ラーモス移住地は43家族(約130人)と小粒ながら、味わい深い歴史を持つ。例えば「リンゴといえばサンジョアキン(以下サンジョ)」と誰もが思うが、実はその原木はラーモスにある▼今月刊行された同地50周年誌『絆』によれば、68年に長野県から持ってこられ、小川和己農園に植樹された「ふじ種」の原木が現 ...
続きを読む »元川崎フロンターレDFジェシの挑戦=チームを1部残留に導けるか
2012年から14年まで川崎フロンターレでプレーし、現在はブラジル全国選手権1部、アヴァイーFCでキャプテンを務めるDFのジェシ(35)を、同チームの本拠地のブラジル南部、サンタカタリーナ州フロリアノポリスに訪ねた。 アヴァイーFCは現在(9月12日)、ブラジル全国選手権1部、24節終了時で18位と、来年の2部降格圏内に沈んで ...
続きを読む »元鹿島アントラーズのダニーロ=コリンチャンスで300試合出場達成
2日のブラジル全国選手権第24節、コリンチャンス対グレミオ戦で、コリンチャンスのダニーロがコリンチャンスの選手として300試合出場を達成した。 2010年に日本の鹿島アントラーズからコリンチャンスに移籍したダニーロは、2011年の全国選手権、12年のリベルタドーレス杯、クラブワールドカップと多くのタイトル獲得に貢献してきた。 ...
続きを読む »ベティ・ラゴ、癌で死去=多彩な才能溢れた元国際モデル
ブラジルの70~80年代を代表するモデルで女優やテレビ・タレントとして活躍していたベティ・ラゴが13日朝、胆嚢癌のため、リオ市南部の自宅で死去した。60歳だった。 1955年にリオで生まれたベティは、1970年代初頭からモデルとして活動しはじめ、70年代後半からは、アメリカやフランス、イタリアをはじめとした国際舞台で活躍した。 ...
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