ブラジルで感心させられるのが、老人に席を譲る人の多さだ。腰の曲がった老人が地下鉄に乗り込めば「こちらへどうぞ」と2、3人から声がかかり手を差し出される。こんな風に大切にされるのなら、年をとるのも悪くないなと思う。 その半面、強盗被害に遭ったという老人の話を頻繁に聞く。コラム子の知り合いは計10回も強盗に遭い、財布を渡そうとしな ...
続きを読む »2015の記事一覧
日本人は政治に冷淡というが
8月30日夜、安全保障関連法案(安保法案)に反対する大規模な抗議デモが日本の国会前で行われたとの報道がブラジルのTVで流れた▼日本の知人が安保法案関連の記事を頻繁にフェイスブックで流したりしていた事もあり、若者や女性も同法案反対の声を上げている事は知っていたし、政治的なデモへの参加者は就職の時に不利になるというのは事実かといっ ...
続きを読む »兵庫県人会=半世紀越え、今なお活発に=55周年の節目を祝う=母県から80人超迎えて
ブラジル兵庫県人会(松下瞳マルリ会長)が創立55年を祝し、23日にサンパウロ市の北海道協会で記念式典を行なった。同会は1960年、外務課移住渡航係長が県民視察に南米訪れたのを機に発足。県費留学・技術研修員の選考と派遣、農業高校生の受け入れなど草の根交流を続けている。井戸敏三知事は4回目の来伯を果たし、「困難を乗り越え来りブラジ ...
続きを読む »一世一代の河原乞食=サンパウロ 加藤俊二
江戸時代、京の市中を流れる鴨川の四条河原で歌舞伎が上演され、観客で賑った。この興行現場を見くだして役者を「河原乞食」と揶揄した。次に記す河原乞食は、天下の大道で一世一代の迫真の演技を披露。篤とご堪能下されまし。 神戸移住斡旋所に入所した昭和35年(1960)6月、元町の自転車店で銘柄「能率」の中古車を買い移民船に積んで来た。 ...
続きを読む »大切なもの=小野寺郁子
バスに乗ると、前の方に赤ちゃんを抱いた人の隣りに一つ空席があったので、そこに座った。 若い母親に抱かれた赤ちゃんは、お誕生少し前ぐらいに見える女の子で、可愛い目をクリクリさせながら、あちら、こちらを眺めていたが、しばらくすると飽きたのかぐずり始めた。 母親は色々とあやしていたが、なかなかぐずり止まないので困って、手提の中を探っ ...
続きを読む »日系コロニアの希望の星=サンパウロ 栗木大樹
先日、県連の日本祭りに行って来ました。その人の多さ、車の多さにびっくりしました。また、祭りの規模の大きいこと。議員からの支援もなくなったと聞いており、大変だろうなと思いましたが、この不景気の中スポンサーも増え、皆さんの心意気を感じました。 中1日は雨に祟られたようでしたが、終日大賑わいだったようで、15万人も来場したとあり、関 ...
続きを読む »ブロッコリーのペンネ (Penne com brócolis)
子供は、お野菜食べるのが嫌いですよね。 そこで、思いきって野菜だけのスパゲッティーを作って食べさせたところ、美味しい美味しいと、おかわりをしたくらいです。 このレシピは、母がブラジルにいた時にベジタリアンの友人がレストランでオーダーした際の、一品でした。 そのレシピを母が我が家で再現し、今では時々、我が家の食卓にのぼる、定番料 ...
続きを読む »高知県人会=「土佐の文化を伝えたい」=第4回土佐祭りに5万人=「母県に活動知ってほしい」
高知県人会青年部(武田アウグスト部長)が主催する『第4回土佐祭り』が、22、23日にサンパウロ市アグア・ブランカ公園で行われた。婦人部お手製の高知郷土料理の数々、特設ステージでは同地出身のギターデュオ「いちむじん」公演などが行われた。昨年の3万人を大きく上回る5万人の来場者は土佐の雰囲気を五感で味わった。 会場には日本食を楽し ...
続きを読む »ドイツよりずっと割り高=サッカーチケット値段の怪
8月初旬にジウマ大統領によって裁可された「プロフット法」には、サッカークラブは庶民的な価格でチケットを提供しなくてはならないと規定されているが、その枚数や価格は明文化されていない。ブラジルのサッカーチケットの値段は、社会経済的に低い階層の人々にとって、世界で一番割高となっている。 その国の最低賃金を稼ぐ労働者が、最も安いチケッ ...
続きを読む »セアザのスープ祭り延長=好評メニューで6日まで
サンパウロ州食料保管センター公社(Ceagesp、通称セアザ)が、8月恒例のスープ祭りを9月6日まで延長する事を決めた。 延長された週は、常連客へのアンケートで好評だったスープが提供される事になっており、気に入った味をもう一度楽しみたい人にはお勧めだ。 アンケートで上位を占めたのは、定番の玉ねぎスープを筆頭に、ピニャンとクリー ...
続きを読む »