翌1933年、カフェー樹数は32万5、000本となっていたが、経営は創業以来の赤字から抜け出すことができないでいた。これはカフェーが生産過剰で、市況が極端に低迷していたためである。時のゼッツリオ・ヴァルガス政権は、前年、サンパウロ州に於ける新植を禁止、以後、余剰カフェーの大量廃棄・焼却に踏み切っていたが、まだ効果は出ていなかっ ...
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国際交流基金=日語専門家 柴原さんが退任=後任の福島さんに期待
国際交流基金日本語上級専門家の柴原智代さん(51、長野)が約2年間の任期を終えて帰国するにあたり、福島青史さん(47、鳥取)が12日、後任に着任した。 柴原さんは南米諸国で日語教育のアドバイザーとして教師向けの研修を行い、日語教育の質的向上に貢献してきた。自身も開発に加わった学習教材「まるごと―日本の言葉と文化」は、語学だけで ...
続きを読む »全伯吟剣詩舞道大会=若者や非日系も活躍、7日
ブラジル吟剣詩舞道連合会(宮村秀光会長)の「第43回全伯吟剣詩舞道大会」が7日午前10時から、ビラ・マリアーナ区の大阪なにわ会館(Rua Domingos de Morais, 1581)で開く。入場無料。 祥こう(水ヘンに工)流、國誠流、関西吟詩、岳風会、心彰流などから全77演目が披露される。会場で配布されるパンフレットには ...
続きを読む »名画友の会、9月の上映
名画友の会(五十嵐司代表)が恒例の『映画鑑賞会』を9月12、26の両日午前11時半より、熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で開催する。▼12日=「十三人の刺客」(1963年、工藤栄一監督)、「コロンブス」(92年、ジョン・グレン監督)▼26日=「蛇姫様」(59年、渡辺邦男監督)、「甘い生活」( ...
続きを読む »オーリャ!
サンパウロ市を中心に展開する美容院チェーン「蒼凰」創業者の飯島秀昭さんは午前4時頃に起床し、6時頃まで2時間ほどかけて自宅周辺の路上を清掃することで知られる。 10年前は一区画で4袋もゴミが出たのに、現在は1袋で済むようになったという。「向かいのビルは、女中がゴミをまとめて出すようになった」と変化を喜ぶ。 それを聞き、「10年 ...
続きを読む »読者との繋がりこそが新聞の財産
28日付のニッケイ新聞PDF版 中央銀行の方針が7月に突然変わり、購読者のCPF(納税者番号)がないと、新聞社から購読料の銀行振込票を郵送できなくなった。そのお知らせを掲載した当初、たくさんの連絡をもらい、一気に半分ぐらいが集まった。心から読者の皆さんの協力に感謝したい▼ただし、購読部の話では、それでも残り半分を集めるのに苦労し ...
続きを読む »ニッケイ俳壇 (853)=富重久子 選
勝ち負けの戦の炎敗戦忌
【八月十五日はわが国の敗戦の忌日であった。既にブラジルに移民していた人も、日本で敗戦を味わった人々もそれぞれに其の日のことは忘れることが出来ない。
この句にあるように「戦の炎」は勝利を叫んだ国も、敗戦の汚名をかせられた国もお互いに戦の辛酸を蒙ったのであった。敗戦という難しい季語をもって、よく省略の利いた佳句である。】
パルメイラス101周年をコリンチャンスが祝う=チームは返礼するも、ファンには口喧嘩のタネ
2015年8月26日はサンパウロ市に本拠を構えるサッカーチーム、パルメイラスの創立101周年記念日だったが、ライバルチームのコリンチャンスが公式ツイッターでお祝いのメッセージを送り、話題になっている。 コリンチャンスは午後2時3分、パルメイラスの公式アカウント@SEPalmeiras宛に「サンパウロ市最大のライバル関係。我々コ ...
続きを読む »液化バルク・ターミナルで爆発=作業員2人が巻き込まれ死亡
エスピリトサント州ツバロン港の液化バルク・ターミナル(TGL)で26日午前10時過ぎ、爆発事故が起こり、作業員2人が死亡した。 事故が起きたTGLは液化石油ガスを貯蔵するバルク貯槽が集まっており、ペトロブラス社(PB)の貨物を集積するターミナルの中にある。 PB傘下のBRディストリブイドーラ社によれば、死亡した2人は外注企業の ...
続きを読む »検察庁長官の諮問にコーロル参上=元大統領はまたも呪うか?
26日、上院の憲政委員会で、連邦検察庁長官に再指名されたロドリゴ・ジャノー長官の諮問会が行われたが、先日、同長官から起訴されたばかりの元大統領、フェルナンド・コーロル上院議員が最前列に陣取り、罵声を飛ばして話題を呼んだ。 ジャノー長官と言えば、ここのところ毎日のようにブラジルの新聞紙上をにぎわせている大型汚職事件、「ラヴァ・ジ ...
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