1日付け大耳小耳欄で茶葉モリンガの葉の変色について触れたところ、モリンガの乾燥葉製造に携わるパ国在住の女性から次のような意見が届いた。「モリンガの葉はタンパク質を多く含んでいるため、乾燥温度や時間を誤ると腐敗し、茶に変色する。温度と時間を管理すれば緑の乾燥葉ができる。収穫後そのまま置いておくと茶ばみ、ドロドロと溶け出すし、常温 ...
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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(17)
「(冬のある日)底冷えのする寒さとなった。原始林に沈む夕陽が真っ赤だった。空は澄み切っていた。霜の前触れだった。山も畏怖する様に鳴りをひそめた。 霜! 人々は恐怖に脅えた。朝、全山が白銀に包まれていた。真っ赤な朝日が原始林から昇り、中天にかかり、落ちて行く頃には、昨日まで青々としていたカフェーの葉は、褐色に萎え、カラカラに枯れ ...
続きを読む »宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(14)
これで自分らの縁はおわりだと思うと、足もとに亀裂がはしり深淵に転落してゆく気持ちになった。 ところが、それは太一の思い違いで、彼は女性には月経のあるのもしらなかったが、はなもそのことは言わなかった。このように為すことすべてがちぐはぐな夫婦であった。いく日かたって女のほうから、男の手をもとめてきたので、太一は嬉しくなり不安がうす ...
続きを読む »一対の肖像画に込められた想い
平野植民地入植百周年式典を取材し、感じ入る点が多々あった。まず旧会館の舞台の左右に掲げられた一対の肖像画だ。3月に取材した時にはなかった。式典のために秘蔵品を蔵出ししたに違いない。左が松村貞雄総領事、右が平野運平だと一目で分かる。署名を確かめると半田知雄。依頼者の想いをくみ取る気魄が感じられる絵だ▼全伯のいろいろな会館で式典を ...
続きを読む »思い出=リベイロン・プレット 大河政義
1960年3月13日サントス着の『ブラジル丸』で移住してきた人達が、去る3月13日金曜日にサンパウロの群馬県人会に集い、午前10時から午後3時まで、55年間の歩みを回顧しながら大いに食べ飲みしながら楽しいひと時を過した。今度の集まりにも、コチア青年移民の人達が6名と多く、奥様同伴で出席して下さった人もあった。 『ぶらじる丸』 ...
続きを読む »イタペセリカ日本語学校開校80周年=サンローレンソ・ダ・セーラ 丹生登
1935年開校とのことですが、それより以前に始まった日本語学校が何ケ所も有った様です。しかし、現在までも続いてるのは他に少ないのではないかと思われます。特に第二次大戦中の40年から46年までは外国語の検閲が厳しく、ほとんどの日語校は閉鎖されたそうです。 イタぺセリカ日語学校の場合、官憲責任者が親日的だった事も幸いして、何とか続 ...
続きを読む »チキンスープ
患者にCanja
Canja スープは、昔、バスコダガマがインドのkenjiというスープを取り入れてポルトガル人が鶏肉を加えたと言う言い伝えと、中国のお粥、congeeがポルトガルに伝えられてブラジルで食べられるようになったという、言い伝えがあります...
続きを読む »ジーコFIFA会長選出馬へ=どう動く日本サッカー協会?
「これは、日本サッカー協会(JFA)は面倒な状況になったか」――。7月30日に「ジーコの国際サッカー連盟(FIFA)会長選出馬をブラジルサッカー連盟(CBF)が支持」の一報を聞いたとき、正直いってそんな感想をもった。 6月11日に出馬表明をした時は、こんなに大事になるとは思わなかった。会長選規約の「出馬には5協会の支持が条件」 ...
続きを読む »たった6日間で金メダル盗られる=女子サッカー代表選手に強盗
パンアメリカン(汎米)トロント大会で7月25日に優勝した栄光の女子サッカーのセレソン――ところが、そのわずか6日後にメンバーのひとりが強盗に遭い、金メダルを盗まれる事件が起きた。 被害に遭ったのはサイドバックで出場したタミレス・ブリット。彼女は7月31日、サンパウロ市郊外サントアンドレ市にある義母の家に一家で訪れていた。 正午 ...
続きを読む »ジウマ=全国州知事集め協力依頼=〃爆弾法案〃の阻止訴え=ICMS統一化に団結求め=罷免には断固対決姿勢
ジウマ大統領は7月30日、大統領府に全国から26州知事と1副知事と4時間にわたる会議を開き、8月から再開される議会で予想される連邦政府の財政を圧迫する〃爆弾法案〃を承認させないよう、党派を超えた協力を求めた。7月31日付伯字紙が報じている。 今回の中心テーマは、来週からの議会で審議される可能性のある、莫大な支出を伴う法案を阻止 ...
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