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2015の記事一覧

リ歩こう友の会=セーラ・ネグラに買い物ツアー

 リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)が8月23日、サンパウロ州セーラ・ネグラに買い物ツアーを実施する。 同市はサンパウロ市から143キロの地点、ミナスとの州境に位置する。冬物の糸製品、セーター類、本場のミナス・チーズやサラミ、ピンガなどが購入できる。 午前7時にリベルダーデ広場出発。参加費は会員が100レアル、非会員が1 ...

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大耳小耳

 日本発「湿潤治療」がブラジル医療界にも導入された。湿潤治療とは「傷は消毒して乾かして治す」という従来の常識を覆し、「消毒しない」「乾かさない」で驚くべき成果を上げている治療法。傷口を洗ってラップや専用シートを貼り付けて湿度を保つだけで、自然治癒力を生かしてすばやく傷を治すことができるという。健康情報サイト「Healthクリニッ ...

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小腸移植の世界的パイオニア=奥村氏、国際シンポで受賞

記念の銀の皿を手にする奥村氏

 南米初、世界では4番目となる小腸移植手術を行なった消化器内科・一般外科医の奥村マサユキ氏(88、二世)が、6月に亜国ブエノス・アイレスで行なわれた「第14回国際小腸シンポジウム」で表彰された。 小腸は複雑な免疫防御機能を持つことから強い拒絶反応が出やすく、今も移植は困難とされている。これまでの手術例は世界で約3千例、日本でも3 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(14)=アルマゼンとは?

上野家が住んだバルボーザ耕地のコロノ長屋(『上野米蔵伝』より)

 さて、そのアルマゼンであるが──。 今日、アルマゼンといっても、ピンと来ない人が多いだろうが、開発前線の歴史を咀嚼するためには、看過できない存在である。当時の資料類の中では「雑貨商」と訳されている。筆者は、初めてこの文字を見た時、昔、日本の町や村にあった細々(こまごま)とした雑貨を商う小さな店を思い出した。 お婆さんが店番をし ...

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訪日かけて全伯民謡大会=若手「民」も特別出演

来場を呼びかけるブラジル郷土民謡協会の皆さん

 ブラジル郷土民謡協会(斉藤美恵会長)が8月2日午前9時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で「第27回全伯大会」を開催する。入場無料。 パラナ州マリンガ、ロンドリーナ、アラサツーバ、ミナス州など遠方支部からの参加を含む110人が練習の成果を披露する。優勝者には、来る10月に東京武道館で ...

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宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(10)

 おれたち夫婦は五十年にちかく、悲喜ともどもに身にうけて暮らしてきながら、ついに心は通じあわなかったのかと、太一は慄然として自分の孤独を知るのであった。 四十九日の法要はすみ形見分けもすんだのに、太一は千恵のいない日常には慣れそうにもない。妻の不在という現実には屈しても、一日のうち何処かで何かで考えごとをするとかならず千恵がかか ...

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アルゼンチン移民史の第一人者、大城徹三氏逝く

アルゼンチン移民百年祭の副碑として建てられた結核病死者も含む先没者の慰霊碑(致祥園、宮地かつ子作、嶺井定之揮毫、『日本人発祥の地コルドバ』より)

 面識はないが、深く哀悼の意を表したい人物がいる。《アルゼンチン移民史の第一人者》亜国コルドバ市在住の大城徹三さんだ。『らぷらた報知』によれば、転倒して頭を打ち、5月15日に息を引き取った。享年88。1927年1月30日、沖縄県国頭村生まれ、父吉義の呼び寄せで1949年に飛行機で亜国戦後移民第1号として渡った▼父吉義さんは「らぷ ...

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ガウショ物語=(46)=ファラッポスの決闘=《終》=とどめを刺すなら今だ!

 歩いていくと、遥か向うから川岸を降りてくる人影が見え、わしの後ろの方からは別の、もう一人がやって来るのに気がついた。 ゆっくりと、まるで気楽な散歩をしているみたいに、ふたりは近づいてきた。 ああ、言い忘れていたが、二頭の腹帯の下には、それぞれ剣が差してあった。 気をつけて見ると二本の剣はそっくり同じだった。鍔は握った手にかぶさ ...

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ガウショ物語=(45)=ファラッポスの決闘=《2》=多くの血が流されたことか

 荷車の一団は広場の真ん中に止まった。ただちに案内役の男が進み出て、通行証やその他の書類を差し出した。男が言うには、やってきたのはある未亡人で、政府に宛てた書簡を持参した。捕らえられて家畜にされた牛や馬について、そしてその損害云々、といった内容の訴えが、延々と、もつれた縄よろしく書かれていたそうだ…… この出来事は、たちまちわし ...

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マリン前CBF会長に日給2400円?!の労役=汚職で独房、少しは気が晴れる?

スイスで拘留中のジョゼ・マリア・マリン元CBF会長(Sidney Oliveira/Ag. Para)

 5月27日からサッカービジネス汚職事件に関与の疑いでスイスに拘留中のジョゼ・マリア・マリン元ブラジルサッカー連盟(CBF)会長に対し、拘置所が拘留中の労役を申し出たと22日付エスタード紙が報じた。 同氏に割り当てられる仕事は「郵便物への宛名シール貼り」もしくは「調理助手」で、1日の給与は60レアル(2400円相当)とされている ...

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