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2015の記事一覧

『光源都市』 (七)

 コロニア最古の短歌会「サンパウロ短歌会」が歌集『光源都市』を発行した。月例会250回を記念した第一巻の発行より、50回ごとに発行されている。今回は第七巻で550回までの作品が収録された。 寄稿者数は前回の発行(2011年)の32人に比べ、今回は23人と年々減少している。編集委員会の梅崎嘉明さんは「序に代えて」で「この度が最後の ...

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宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(9)

 檀家でもない松山家の葬儀をとりおこなってくれたのに好感をもった。ー朝夕のお勤めを欠かさないようにーそういって坊さんは白木の位牌をおいていった。表には戒名が記してあり、裏には故人の生年月日と俗名が書いてある。太一はそれを机のうえの棚においたが坊さんに言われた祭事はおこなってはいない、位牌は千恵ではないし拝む気持ちになれない、千恵 ...

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オーリャ!

 「喫煙者が多い」がブラジルの第一印象だったが、すぐに屋内喫煙が禁止されているから、外で吸っている人が多いだけで、実際は日本よりも少ないことを知った。 箱に描かれるグロテスクな写真が個人の健康に訴えかけ、効果を上げているのかもしれない。 日本では「禁煙」という言葉は流行語のようにテレビやラジオCMでも頻繁に使われ、レストランや商 ...

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2年ぶりの日本で浦島太郎に

 今年の長期休暇は日本で過ごした。ビザの関係もあって2年おきには帰国するのだが、馴染みの店が消えていたり町並みが変わっていたり、変化がめまぐるしい▼今回は、大阪周辺の外国人の多さにちょっとした浦島太郎気分になった。街を歩くと方々から中国語が聞こえるし、様々な注意書きが中韓英の3カ国語で記してある。和牛の焼肉屋や観光案内所、大手家 ...

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ニッケイ歌壇 (493)=上妻博彦 選

ブラジル・サンパウロにあるブラジル日本文化福祉協会で、毎年2回「古本市」が行われる。ブラジルでは日本語の本は値段が高く流通量も少ないため貴重で、古い本でも大事にされ、この古本市の時には大勢の人が日本語の本を買い求めにくる。

      サント・アンドレー  宮城あきら この年も古本市に通いきて安き良き書を求め楽しむ古りし書の輝く文字懐かしき『啄木全集』買いて帰るも手に取ればたった二ヘアイスの哲学書済まないような握り出しの心地開き見れば南樹の署名滲み古りて時の移りを痛く思いきコロニアの知性ざわめく古本市秋は卯月の風物の詩(うた)   「評」まさしく風 ...

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ニッケイ俳壇(848)=星野瞳 選

ブラジル日本人街があるリベルダーデ区の七夕まつりの様子。ブラジルでは、各地で日系団体が七夕祭りを開催している。

   セーラドスクリスタイス   桶口玄海児 アリアンサにて稚鴎老達者耳目達者よ朝涼し雷のあばれておりし大地かな新しき蟻塚濡れて奥地かな声涼し農園の子日本語    ジョインヴィーレ      筒井あつし 雲の峰冬にも立つやパラナ河冬晴れて鏡の如き水面あり冬ぬくし広場で始まる釣談議マンジョーカ引き抜く力失せて老う    サンパウロ ...

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第18回日本祭り=味覚で楽しむ日本文化=郷土食広場でおなか一杯!

大勢で賑わう昨年の郷土食広場

 3日後に迫った『第18回日本祭り』。何といっても欠かせないのが、各県人会による「郷土食広場」だ。今年は44都道府県から、ラーメンや寿司はもちろん、「きりたんぽ」や「チキン南蛮」等、各県ならではの料理の数々が味わえる。行列必至のブースも多数。気になる料理は、忘れずにここでチェックをしておきたい。 北海道協会からは「焼きいか」とノ ...

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いつまで続くコリンチャンスの強運=防戦一方なのに首位相手に勝利

大殊勲の代役ゴールキーパー、ワルテル(Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

 またしても、勝ったのが不思議といえるほどの試合だった。その証拠に負けたアトレチコ・ミネイロのファンが全く気落ちする様子もなく試合後も気勢を上げている。 「勝ち点は並ばれたけどまだ俺達が首位だ。お前達のこんな勝ち方は続くはずがない。今度は俺達の地元で叩きのめしてやる」と言われたかのようだった。 それでも前半はなんとか四分六分の戦 ...

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LJ=Cコレア元正副社長に実刑=報奨付供述で罪は軽減=オデブレヒトも起訴へ

実刑判決を受けたアヴァンシーニ被告(Wilson Dias/Agência Brasil)

 パラナ州連邦地裁のセルジオ・モーロ判事は20日、ペトロブラス疑惑に関連してラヴァ・ジャット(LJ)作戦で逮捕された6人の被告に対し、有罪判決を下した。建設企業カマルゴ・コレア社の3被告や、ペトロロンの仕掛人アルベルト・ユセフ、パウロ・ロベルト・コスタ被告らにも実刑判決が下された。21日付伯字紙が報じている。 カマルゴ・コレアで ...

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ポルトガル=葡伯検察でルーラが捜査線上に=通信会社不正取引の疑惑=ジルセウも深く関与か

PT社不正株式取引に関わった疑惑をもたれている、ジョゼ・ジルセウ元伯国官房長官(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agencia Brasil)

 2010年にポルトガル・テレコム社が、同社所有のブラジル通信会社Vivo社株をスペイン通信会社テレフォニカ社に売却し、ブラジル通信会社Oi社株を購入した。 総額75億ユーロが動き、政治家、株式投資家達に数千万ユーロもの不正な利益をもたらしたこの巨大取引の際に、ポルトガル(以下「葡国」)とブラジルの政治家が便宜を図っていた疑いが ...

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