ホーム | 2015 (ページ 229)

2015の記事一覧

SC州都で初の日本祭り=七夕取り入れ文化発信=州政庁で120周年式典も

会場を彩った七夕飾り(宮城県人会提供)

 サンタカタリーナ州のニッポ・カタリネンセ協会(篠原ロシャーナ会長)、ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)、在クリチーバ日本国総領事館(池田敏雄総領事)が共催し、『第1回日本祭り&七夕祭り』を3、4日、州都フロリアノーポリス市の州立歴史博物館で行なった。会場は1万人を越える来場者で賑わい、初開催を大成功で終えた。6日には州政庁で外 ...

続きを読む »

『群星(むりぶし)』=県人(ウチナー)意識高揚に強い期待=合評会に100人詰めかけ

創刊趣旨を説明する宮城塾長、その左が高安さん、右が上原さん、嶺井さん

 沖縄県人移民研究塾同人誌『群星(むりぶし)』創刊号の合評会が11日午後、同県人会本部会議室が行われ、約100人が参加した。最初に嶺井由規(よしのり)さんが作成したDVDが上映され、盛んに意見が交換された。 宮城あきら塾長は、まず「こんなにたくさん来てくれて嬉しい限り」と喜んだ。一世が70代を超え「我々に残されている時間は限られ ...

続きを読む »

岩手県=ピラポ55周年慶祝訪問へ=サンパウロ市で交流懇談会、27日

 パラグアイのピラポ移住地が入植55周年を迎えるにあたり、7月末から母県の慶祝団7人が同国を訪れる。式典を前にブラジルにも立ち寄り、27日午後7時からは岩手県人会会館(Rua Thomaz Gonzaga, 95)で懇談会が行なわれる。 「南米移住者等交流活動支援事業」として組織された団員は計7人。県庁から環境生活部の根子忠美部 ...

続きを読む »

大野、植山七段招き=将棋連盟名人戦25日

山田会長(左)と吉田副会長

 ブラジル将棋連盟(山田孝由会長)が主催する『第68回全伯名人戦大会』が25日午前10時から、同連盟会館(Rua Galvao Bueno, 17, 3o. andar)で行なわれる。参加費50レ。 当地三大タイトルの一つである名人戦は、五段以上による棋士で争われる。四段、三段、二・初段、小中高の部(8~18歳)のカテゴリーも用 ...

続きを読む »

みんな仲良く上位でゴール=サンパウロ市の3チーム揃って好調

 サンパウロ市に本拠を置く三つのサッカーチームが好調だ。コリンチャンス、サンパウロFC、パルメイラスの順に上から3、5、7位と、そろって上位を狙える位置につけている。 ただこの3チーム、ファン同士の仲は最悪で、自分のチームの勝利と同じくらい、ライバルの敗戦に喝采する。 ユニホームを普段着にしている人も多く、地下鉄で3チームのファ ...

続きを読む »

『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(9)

 ともかく、北パラナのテーラ・ロッシァでのカフェー栽培は、無肥料で25年から30年続けることができた。カフェー樹一本当たりの収穫量も他州とは比較にならぬほど多かった。これは別の作物も同じだった。 なお、中西周甫著『北パラナ国際植民地開拓十五年史』によると、地理的には、北パラナとはカンバラーからイヴァイ河に至る長さ500キロ、幅1 ...

続きを読む »

宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(3)

 彼の知人のなかにも千恵とおなじ病気のひとがいて、もう十年からインシュリーナを打ちつづけているという。毎日欠かせない注射も、無為の彼にはよい日課になった。というよりは太一の心にあるはずみがついているのを自覚して、近ごろとみに神経過敏になっている妻に見破られないかと、ギョッーとなるときがある。 思い返してみると、千恵にーあんたはわ ...

続きを読む »

世界を股にかけたイタリア系ウチナーンチュ?

左がイタリア系ウチナーンチュの正雄さん(『群星(むりぶし)』39ページ)

 沖縄県人移民研究塾同人誌『群星(むりぶし)』創刊号を読んでいて、中身の濃さに舌を巻いた。中でも、笠戸丸移民でカンポ・グランデ沖縄県人会の初代会長・知念亀の足跡には驚かされた。イタリア系ウチナーンチュの話だ。『写真で見る沖縄県人移民の歴史』別冊を読んだ知念宏吉さんから消息を伝える連絡が入り、宮城あきら塾長が執筆した▼知念亀は沖縄 ...

続きを読む »

ガウショ物語=(43)=骨投げ賭博=《2》=刃物一つで二つの心臓貫く

 「月毛と?」 「月毛とラリカだ!その通りさ。やつにはもう飽きあきしているところだ!……」 「なら、受けて立つ。」 見物人の中には目と目を交わし、ささやきあう者もいた。彼等にはこのガウショが運に見放されていることが分かっていた。すでにかね金も馬も革の長靴も、銀の太い鎖がついた平ムチまで、全てを失っていたのだ。そして、今度は、相手 ...

続きを読む »

親睦観光リオの旅=イビウーナ 瀬尾正弘

 標記は、コチア青年連絡協議会主催の旅行であった。ことに今年はコチア青年移住60周年記念の年なので、行事の一つでもある。私も妻と共に参加した。世話役担当は第一次第一回移住の黒木けい氏で、彼の熱心で丁寧な呼びかけに応じ、募集を始めて一週間後にはほぼ満席となった。 バスは大型44人乗り。旅程は2泊4日で、先ずノーヴァ・フリブルゴ在住 ...

続きを読む »