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2015の記事一覧

イースター島が日本の島?=チリ・サンティアゴ 吉村維弘央(いくお)

イースター島

 友人の常川勇久(つねかわ・いさく)さんより、「おい、こんなの興味があるか?」と渡された新聞の切り抜きはコピーの字もぼけかけ、紙の色もすでに赤茶けた古いものだったが、これを一読して吃驚仰天した。 このコピーは勇久さんのお父さんが生前大事にしまってあった遺品の一つで、書かれていたのは元在チリ公使、大使、在ボリビア大使等を歴任された ...

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移民・棄民・貴民・日系人=マリンガ 園尾彬

 私は高卒後1年半を八幡製鉄所事務員として働いた後、1958年兄の家族と共に農業移住者として船で来ました。来た当初は、「昔の『移民』とは違う。自分は戦後教育を受けた新しい『移住者』なのだ」という自負がありました。しかし、当地では『新移民』と区分されました。 農場で2年働いた後、運命に流されるまま、マリンガ、イパチンガ、日本移住事 ...

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野菜スープ

Sopa de Legumes

 このスープのレシピは友人から教えて頂いたものです。心臓病のかたの為のダイエット食だったのですが、我が家では欠かせない一品となっています。夏の暑い日に、冷蔵庫で冷やしておいたものをいただくと、冷たくて本当に美味しくいただけます。お好みでジャガイモを入れたり、スープの中にご飯を入れたりするかたもいます。

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「日本人なくして北パラナの開拓なし」=州入植百周を盛大に祝う=前線基地だったカンバラ

百周年を記念してBR―369沿いに建設された大鳥居

 パラナ日伯文化連合会(折笠リカルド力己知会長)が主催してパラナ州日本人入植百周年記念式典が13日にカンバラ市に約150人の日系団体代表が集まり、続いて翌週20日には慰霊祭がローランジャ市日本移民センターで盛大に挙行された。カンバラは北パラナの玄関口として、また〃足場〃として重要な役割を果たし、上野米蔵と息子アントニオ、松原武雄 ...

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ごあいさつ

呉屋会長

移民の日にあたって=ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美  1908年に日本移民がブラジルに移りきて、今年で107周年を迎えます。今日の日系社会が存在するのは私共の先輩方のご苦労の賜物であります。開拓先亡者の御霊に対して心より哀悼と感謝の意を表する次第であります。 日系社会の先輩方は長いブラジル移民史の厳しい道のりを、唯ひた ...

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ガウショ物語=(39)=密輸に生きた男=《1》=強いものが支配する時代

 その痩せた体はすで九〇歳に手が届こうとしていた。だが、イビロカイ川のほとりを拠点とする密輸クループの頭領だったジャンゴ・ジョルジの度胸はいまだに衰えを知らなかった。 この向こう見ずなガウショは、生涯ずっと国境の広野を行き来して過ごした。真昼の日差しの下を、青白い月の光りの中を、夜の闇の中を、明け方の立ち込める霧の中を……。 豪 ...

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セレソン監督経験者会議発足=ブラジルサッカー再建策を議論=外国人や他部門専門家も召集

 1日、元セレソンGKで、日本のセレッソ大阪でもプレーした、ジルマール・リナルディ・セレソンコーディネーターが、ブラジルサッカー戦略的発展委員会の発足を発表した。 これは昨年のW杯での悪夢の「7×1」や今年のコッパ・アメリカでの準々決勝敗退に業を煮やしたブラジルサッカー連盟(CBF)による試みで、外国人も含んだ監督、元選手達、メ ...

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コリンチャンス=未だ本領発揮までの道遠し=昇格チームに辛勝

先制ゴールを決めて喜ぶコリンチャンスのジャジソン(Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

 「44・45・46!パーラベーンス・プラ・ヴォッセー」―。ハーフタイムに声を合わせ、設立46周年を自ら祝ったコリンチャンス私設応援団「ガヴィオンエス・ダ・フィエル」の面々も消化不良の試合だったのではなかろうか。 7月2日、ブラジル全国選手権第10節、コリンチャンス対ポンチ・プレッタの一戦が行われ、コリンチャンスが2対0で勝利し ...

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スマホの売り上げに翳り=5月は前年同月比16%減

 IDCが2日、5月のスマートフォンの売り上げ台数は昨年同月比16%減で、消費者の買い控え傾向が顕著になってきたと発表した。 IDCによると、4月の売り上げは昨年同月比1%減だったが、この時は何かの間違い程度で見過ごされた。ところが、5月の売り上げが昨年同月比16%減となった事で、買い控え傾向が改めて確認された。 IDCは従来、 ...

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PT=国外資金の横流しを依頼=統一選資金として2千万レ=PB社幹部は大統領が選任=相次ぐ報奨付供述で判明

下院のPB議会調査委員会で証言するパウロ・ロベルト・コスタ被告(Lúcio Bernardo Jr./Câmara dos Deputados)

 ペトロブラス(PB)関連の汚職計画などに関与したとしてパラナ州クリチーバに拘留されており、昨年9月に罪の軽減を条件に報奨付供述をすることに同意したアルベルト・ユセフ被告が、6月9日、ジウマ大統領(労働者党・PT)の選挙陣営から派遣された密使から、昨年の始めに国外の口座にある2千万レアルの資金をブラジルに持ち帰ってくるよう要請さ ...

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