先月25日、サンパウロ日伯援護協会福祉部がパソコン教室の修了式を行った。6クラスの生徒45人が出席し、平塚武男、田辺シルビオ、藤田めい子、ミシェリ・ヒンコさん4人のボランティア講師から修了証書を受け取った。 同教室は、2013年に小林パウロ財団とブラジル日本JCI(国際青年会議所)の協力によって開設されたもの。その際に援協に対 ...
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パナマを越えて=本間剛夫=97
待つほどでもなく二人の若い女性が姿を見せ、一人が自分はパウリーナと名乗り、同伴の女性をターニアと紹介した。大使館の中には昼食時で誰もいない。私は面接室に二人を招いて向かい合った。パウリーナはドイツ人といいながら流暢なスペイン語を話した。二人ともアルゼンチン生まれのドイツ系だった。 私はエスタニスラウがこの町に来たはずだがという ...
続きを読む »オーリャ!
県連日本祭りは将来、誰の手に委ねられるのだろうか。今回は頼りの議員割当金が激減し、赤字確実でも決行との判断になった。思えば昨年も、同様の経緯で開催している。 同割当金や来場者増により首の皮一枚で助かったものの、毎回薄氷を踏む思いでは続けられない。ただ休止は避けたいところ。いつかは外部業者が運営する時代がくるかもしれない。 ただ ...
続きを読む »樹海
ブラジルの本屋の数は全国平均で6万4千人に一軒。そのなかでも20万人に一軒と一番少ないのがパラー州だという(ブラジル書店協会データ)。その州都ベレンで図書見本市(ブックフェア)が開かれると聞き、大きなお世話ながら大丈夫だろうか―と心配になった。おもわずアマゾン初期移民のエピソードを思い出したからだ▼トメアスー移民らが野菜を作る ...
続きを読む »第31回 朝日の南米紙記事誤報に思うメディアの未来
私は新聞が大好きだ。かつては、数紙と契約し、毎朝読むのが楽しみであった。そして、朝日新聞(以下朝日)とも、もう長いお付き合いである。 まずは、実家が物心ついた頃から、朝日を購読していた。そして、大学進学時にその親しみのある朝日の新聞奨学生として、大学に行きながら、朝日、日本経済新聞(以下日経)、日刊スポーツ、東スポなどを配達し ...
続きを読む »パウリスタ・スポーツ賞=59回目は21人の受賞者=92歳で現役のゴルファーも=「出産と同じぐらい嬉しい」
「100歳でも120歳でも出来る限り、現役生活は続けるつもり」。59回目を迎えた『パウリスタ・スポーツ賞』の贈呈式(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)で、ゴルフ部門の特別賞を受賞した高野ハルオさん(92、山梨)はそう力強い言葉で〃生涯現役〃を宣言した。1日午後7時より、サンパウロ市議会貴賓室で行われた同贈呈式では柔道や相撲、ゴ ...
続きを読む »今年のブラジル音楽賞は?=特別表彰はマリア・ベターニア
ブラジル国内の音楽賞の中で最も権威の高いもののひとつ、ブラジル音楽賞(プレミオ・ダ・ムジカ・ブラジレイラ)が10日、リオの市営劇場で行われた。 今年で26回目を迎える同賞では、毎年、ブラジル音楽界に功績を残した人物を特別表彰(オメナージェン)するのがならわしとなっているが、今年表彰されたのはマリア・ベターニアだ。 マリアは、6 ...
続きを読む »エルニーニョの影響は?=09/10年程強くなさそう
今年のエルニーニョは比較的穏やかとの予想が出ており、大半の農家が胸をなでおろしている。 エルニーニョは太平洋の海水温が上がり、洋上の風の通路や各地の降水量、気温などに影響を及ぼす気象現象で、比較的影響が強かった2009/10年は、ブラジル南部や南東部で米などの収量が落ちる原因となり、農家の頭痛の種となっていた。 南米でのエルニ ...
続きを読む »サンパウロ市=巨大な空き缶アートが出現=市民にリサイクル呼びかける
6月10日から、サンパウロ市民は市内に置かれた巨大なアート缶に出くわすことになる。空き缶リサイクルの重要性を市民に訴えることと、ブラジルでアルミ缶が製品化されてから25周年を記念するために計画されたイベントだ。 高さ190センチ、直径1メートルの空き缶15個は、それぞれ別のグラフィックアーチストによって塗りあげられた。共通のテ ...
続きを読む »下院=選挙任期5年延長案を承認=上院議員は8年から短縮=足並み揃うのは27年から=全選挙同日実施は否決
下院は10日、2020年の選挙から、当選者の任期を5年にすることを定めた憲法改正案を一次承認した。しかし、「全ての選挙を同時に開催」という案は却下された。これらは仮に実現するとしても実施に混乱を招く可能性を含んでいる。11日付伯字紙が報じている。 10日の下院で一次承認されたのは、「選挙の当選者の任期を5年にする」という案で、 ...
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