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2015の記事一覧

欠員の最高裁判事指名=弁護士で教授のファシン氏

最高裁判事に指名されたファシン氏(Divulgação/TJPR)

 ジウマ大統領が14日夜、ジョアキン・バルボーザ氏の辞任後、8カ月余り欠員となっていた最高裁判事に弁護士のルイス・エディソン・ファシン氏(57)を指名したと14日付サイトや15日付伯字紙が報じた。 ファシン氏は南大河州出身で、パラナ連邦大学を卒業後、サンパウロ州カトリック総合大学で修士号と博士号を取得。カナダの大学院でも学んだ。 ...

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東西南北

 サンパウロ市南部イピランガのサンパウロ水族館で14日、2頭の北極熊が初披露され、今後かなり話題を呼びそうだと注目されている。この2頭は5歳のオスと4歳のメスで、2頭合わせて体重730キロ。それぞれ、ペレグリーノとアウローラと名づけられた。この2頭はロシアのカザン動物園との2年にわたる交渉の末に、6万8千レアルで譲渡が決まり、1 ...

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電線大手フジクラ=南大河州に新工場を落成=光ファイバー現地生産へ=中南米市場参入に本腰

テープカットで工場落成を祝う関係者と来賓。左から二人目が重年氏、中央左が長浜氏、右端が西村氏

 電線御三家(住友電工・古河電工・フジクラ)の一角をなすフジクラ株式会社(本社=東京都江東区、長浜洋一取締役社長)の現地法人「Fujikura Cabos para Energia e Telecomunicacoes Ltda.」(以下「フジクラカーボス」)が、このほど南大河州モンテネグロ市に新工場を落成、今月からOPGW(光 ...

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古河電工=クリチーバ名誉市民章=8年勤務の川添会長に

(左から)川添会長、パウロ市議、山脇補佐官、池田総領事

 パラナ州クリチーバ市のブラジル古河電気工業で代表取締役会長を8年間務めた川添英世さん(61、鹿児島)にクリチーバ市議会から名誉市民章が贈られる事が決定し、同章の事前に、3月31日、同社工場で市民功労賞が贈られた。 同社工場敷地内には、2004年より周辺地域の貧困層の子どもたちのための学校が設置され、地域社会の発展に貢献してきた ...

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掛け橋協会第2回シンポ=移民前史、戦前テーマに18日

宮村副会長(左)と中沢会長

 日ブラジル交樹立120周年記念誌を制作するにあたり、日伯友好掛け橋協会(中沢宏一会長)が18日午後2時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 121)で「第2回シンポジウム 20世紀の日本とブラジル~太平洋戦争開始まで」を開催する。日語、午後5時まで。 1年を通して毎月第三土曜日にシンポを開催する事業の第2回目。5月に ...

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■今週末の催し

 土曜日(18日) 秋祭り、モジ文協スポーツセンター(Av. Japao, 5919, Porteira Preta)、日曜日も     ◎ 萩『吉田松陰と妹、文』展、午前10時、山口県人会館(Rua Pirapitingui, 72, Liberdade)、日曜日も     ◎ 西尾勝典さん絵画展、午前8時、フランシスコ・カル ...

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大耳小耳

 日本で全国展開するCD販売店「タワーレコード」が、ブラジル音楽の名盤を千円(税抜)で販売する特別キャンペーンを開催している。定番ボサノバやクラシック、日本初CD化作品まで、取り扱いは全120タイトルにもなる。公式サイトに詳細が掲載されているのだが、外交樹立120周年などの記述はなく無関係のよう…。でも、「120」という数字が一 ...

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樹海

 「誰でも良かったから殺したかった」という無差別殺人が、度々日本で起こる。金目当てという単純明快な当地の犯罪とは対照的で、閉鎖的で現実感を失った、病んだ人格を想像させる。ネット上の擬似的な人間関係ばかりが盛んになり、血の通った本物の人間の繋がりが希薄になった先進国社会ゆえの病理なのだろうか▼ドイツのユング心理学を日本に広め、文化 ...

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3・11特別企画=原発事故をきっかけにゴイアス移住した日本人=西牟田靖=(下)=施設手前で線量計「ピー」=未来の福島、今のゴイアニア

オデッソンさんたち、被ばく者の思い出は汚染物質としてこの地に埋設・管理されている

 原発事故によってブラジルに移住した一條・ルシアノ夫妻。彼らとともに車で、1987年9月~10月にかけて起こった被ばく事故現場へと向かった。 まず訪れたのは、廃棄物が保管されている施設である。ここはゴイアニア中心部から西に約30キロのところに位置している。有刺鉄線の向こうには、古墳のような土の盛り上がった場所が見える。ここの地下 ...

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3・11特別企画=原発事故をきっかけにゴイアス移住した日本人=西牟田靖=(中)=放射能汚染事故現場を訪ねる=「私の過去が放射能ゴミに」

事故の現場。隣家は取り壊されず、今も人が住んでいる(西牟田さん提供)

 一條直子さんは夫のルシアノさんとともに、2011年3月の震災を機会にゴイアス州へと移り住んだ。そのゴイアス州ではかつて大規模な放射能汚染事故が起こっている。1987年9月~10月のゴイアニア被ばく事故である。これにより少なくとも250人以上が被ばくし、4人の民間人が命を落とした。腕や指を切断した者、さらには長い間、身体の不調に ...

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