早田さんは「吉川家は1934、5年に渡伯してきましたが、その直前に私だけを残して家族は帰り、東京で暮らしていたそうです」という。「父は『性に合わない、ブラジルは嫌だ』って帰ってしまった。帰るお金はとってあったようです」と振りかえる。 「あしあと」プロジェクトの渡航者名簿データベースで調べると、吉川順治は1935年4月29日サン ...
続きを読む »2015の記事一覧
ランショ・ダ・トライーラ=聖週間前にTV局が取材=ピラルクーのバナナ包み焼き
創業10周年を迎えるサンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の川魚料理店「ランショ・ダ・トライーラ」(Rua Machado de Assis, 556)に24日午後、テレビ局RECORDの有名司会者、アナ・ヒッキマン(Ana Hickmann)の番組スタッフが取材に訪れた。来週が聖週間(セマーナ・サンタ)で、肉食を断ち、魚料理を食べ ...
続きを読む »大耳小耳
40年以上続く、和歌山県人会の敬老慰安ピクニック。約140人の参加者を貸切で受け入れたホテル・マイアミは、ピクニック開始当初に、和歌山県人らが株主となり建設されたものだという。現在は県人子弟がオーナーで、経営は少々苦しいよう。売却しようにも各株主の割合、所在などが不明だとか。絶頂期は200人で打ち切っていた同ピクニックの申し込 ...
続きを読む »和歌山県人会=140人が慰安ピクニック=イタニャエン海岸で運動会も
和歌山県人会(谷口ジョゼー会長)が14、15日、恒例の「イタニャエン敬老慰安ピクニック」を開催した。5歳のちびっ子から90代の高齢者まで、会員家族ら約140人が一泊二日の旅行に出かけ、カラオケ、運動会、ビンゴ大会と大盛り上がりの週末を過ごした。 午前8時にリベルダーデ広場を発ったバスは10時過ぎ、海に面するマイアミ・ホテルに到 ...
続きを読む »第22回 ジャパンハウスに期待する箱モノ・情報発信以上
今年はジャパンハウス始動の年。外務省によるとジャパンハウスとは「日本に関する様々な情報がまとめて入手できるワンストップ・サービスを提供すると共に,カフェ・レストラン,アンテナショップ等を設置し,民間の活力,地方の魅力なども積極的に活用したオールジャパンでの発信」の場であり、「現地の人々が「知りたい日本」を発信することをコンセプ ...
続きを読む »モジ秋祭り、来月11日から=30回目は「未来」テーマに
モジ・ダス・クルーゼス文化協会(中山喜代治会長)が『第30回秋祭り』を11、12、18、19日の4日間、同文協スポーツセンター(Av. Japao, 5919, Porteira Preta)で開く。入場料は一般14レアル、学生、60歳以上、20人以上の団体は半額、7歳までは無料。 開場は全日午前10時からで、土曜は午後10時 ...
続きを読む »人文研勉強会、31日=日葡交流史テーマに
サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)の勉強会が31日午後6時から、文協ビル内の同研究所会議室(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で行なわれる。 発表者は人文研奨学生のバラバラ・ピナさんで、16~17世紀における日葡交流史をテーマに語る。 問い合わせは人文研(11・3277・8616)まで。
続きを読む »パナマを越えて=本間剛夫=55
粥にすれば一週間はもつ。その問題よりは、大本営がこの島を無視していなかったことが分っただけでも将兵たちを元気づけることにはなろう。 3 翌日、命令受領のあと、私は再び樹林の下に立った。蔓草のカーテンのどこにも、人がもぐり込める間隙はなかった。蔓は上から下がっている枝根にからんで這い上がり、天井に達して互いからみ ...
続きを読む »オーリャ!
今月22日の文協文化祭りで、「木多さんの後任は呉屋さんらしい」と小耳に挟んだ。その週内に邦字紙で報道され、会見に至った。ただ最後まで木多会長は、山下譲二副会長に引き継ぎたかったようだ。 いつだったかアリアンサ移住地出身の木多さんが、「僕はいなかっぺでね。ろくな教育も受けられずに大人になったよ」とぼやく姿があった。対して山下さん ...
続きを読む »樹海
「男所帯に蛆がわく」という言葉が、最近の小紙編集部(女性は常にいるのだが)を見渡すと腑に落ちる。お越しになった方はご存知のとおり長らくひどい有様だった。慣れてしまい気付かないでいたのだが、日本から来た人に「おお、すごいですね…」と絶句されることも。ところが最近、女性軍が一念発起して大整理を始めた。なんだか空気もキレイになり、雰 ...
続きを読む »