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2015の記事一覧

終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第19回=エリート二世の心の傷

1932年の護憲革命軍に参加した当時の若き山城ジョゼ(Trajetoria de Duas Vidas)

 移民の子供としてブラジルに生まれ、複数の大統領すら輩出するUSP法学部、難関の医学部に苦労して入学して得た「USP学生」というエリートの肩書はなんだったのか――。ただでさえデリケートな思春期、誇り高い彼らは〃事件〃の体験に打ちのめされたに違いない。 そんな忸怩たる思いで、1週間の獄中生活を送った。その時間が彼らに「ブラジルの怖 ...

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西式健康相談、来月8日

 西式健康法ブラジル支部による「無料健康相談」が、来月8日午前9時から同支部(Rua Martiniano de Carvalho, 959, Bela Vista)である。 通常は第一日曜開催だが、フィナードス(11月2日)の連休と重なるため、今月は第二日曜に開催する。 問い合わせは水上さん(11・5523・5055)まで。

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大耳小耳

 8月に40周年を迎えた「ブラジル熟年クラブ連合会」が、もう一つおめでたい節を迎えた。月刊の会報「老壮の友」が記念すべき500号(9月号)を発行した。会報の歴史は連合会自体より長く41年8カ月を数える。つまり、一度の休刊も無かったわけだ。また近々40周年記念号もう発行予定。五十嵐司会長の挨拶は「継続は力なり」の言葉で始まる。その ...

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第50回・最終回 日本人が信じられないブラジルの不都合な真実 ⑩

サンタカタリーナ州ブルメナウの街並み

 ブラジル南部サンタカタリーナ州のジョインビリ、ブルメナウ、フロリアノポリスの3都市を市場調査で回ったが、ブラジルはやはり広い。ヨーロッパ、特にドイツ風の街並み、白人比率の高さ、街の清潔さ、オーガナイズされた雰囲気がある。  黒人と同時に、日系人にもめったに会わない。さらに、北部が40度超えの暑い日だったが、長袖2枚は必要な寒さ ...

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第44回ふるさと巡り=メキシコ、交流と歴史の旅~榎本殖民地を訪ねて~=(3)=世界唯一の日系インター校=辿り着かないメキシコ料理

校内の説明をする渡辺靜雄学院長。かつてはホンジュラスのコパン遺跡の修復に携わっていた

 メキシコ学院はかつて、日墨学院と言われていた。メキシコの漢字表記は「墨西哥」だからだ。しかし、「墨っていうのも…」という声があり改称されたようだ。 1974年に両国の文部大臣が会談した際に案が出て、同年にメキシコを訪問した田中角栄首相が「早期開設を支援」する声明を発表。翌年に6月に社団法人(LICEO)として発足した。始業は7 ...

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歩こう会=アルカショフラ祭りを満喫

会場では様々なアフカショフラ料理が楽しめた

 リベルダーデ歩こう会(高木ラウル会長)は18日、サンロッケ市で行われている『アルカショフラとヴィーニョ祭り』(http://www.exposaoroque.com.br/)を訪れた。約40人が参加し、季節の味であるアフカショフラを楽しむとともに、買い物を楽しんだ。 同祭は今回23回目で、地元のワイナリーなどが多く出店し、子供 ...

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オーリャ!

 秋篠宮ご夫妻の来伯が来週に迫っている。パラナからアマゾンまで広くご訪問されるとあって、各地日系人にとっては待ち遠しくもあり、お迎えに気を揉む時期でもあるだろう。 さてサンパウロ市での目玉行事は文協大講堂(約1200人収容)での歓迎会。半数は招待客や警備に当てるというが、例えば県人会長は招待されていない。 巷で聞いた一部の二世会 ...

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頑張れ! おばあ茶ん

 サンパウロやパラナの内陸でサトウキビ畑を眺めていると、「昔は全部コーヒー畑だったんですよ」と地元の人に聞いたりする。トメアスーのピメンタ畑も今は昔。病気や相場があるから、農業は難しい。かつて紅茶で栄えたレジストロもそうだ。わずかに残る紅茶畑で、「ここから眺める夕日が最高なんです」と語ったある二世の言葉が忘れられない。〃紅茶の都 ...

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ブラジル広島文化センター=湯崎知事ら迎え、創立60周年祝う=総勢65人の大慶祝団!=広島市長も初の来伯

県人の活動の拠点である会館。現在では地元にも密着した文化センターとなっている

 ブラジル広島センター(平崎靖之会長、会員家族数360)は25日午前10時から、『創立60周年記念式典』をブラジル日本文化福祉協会大講堂で盛大に祝う。湯崎英彦県知事、平田修己県議会議長、松井一實市長、永田雅紀市議会議議長、町村会の吉田隆行会長、サンパウロ州マリリアと友好姉妹都市提携を結ぶ東広島市の蔵田義雄市長、広島日伯協会の白井 ...

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ニッケイ俳壇 (861)=富重久子 選

オンドル

プ・プルデンテ  小松 八景

南洲に煙突多し日脚伸ぶ
【「南洲に煙突多し」とは、ブラジルでは南にいくほど寒く防寒のため、ストーブを焚いたりペチカを焚いたりするので各家ごとに幾つかの煙突がある。北朝鮮では昔オンドルと言って、床の下に泥で火の通り道をつけどんどん焚口から薪を焚き、油紙の床を温めたものであるが...

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