戦中に強いトラウマを抱いていたのは、必ずしも戦前の日系社会指導者層だけではない。たとえばエリート二世層の代表の一人、翁長英雄だ。 彼は臣道聯盟の記事を次々と書いて注目されていた。臣聯関係に限らず、緻密な取材に裏付けられた記事を発表し、時には警察官の悪事を暴き、「刑務所からでたらまず貴様を殺す」と予告されたこともあった。 ルポの ...
続きを読む »2015の記事一覧
プロ野球ドラフト会議=仲尾次オスカル、広島へ=ブラジル勢、2年連続指名
日本の社会人野球チーム「ホンダ」に所属する仲尾次オスカル正樹投手(24、二世)が22日、プロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから6位指名を受けた。ブラジル人への指名は昨年、楽天から4位指名を受けたルシアノ・フェルナンド外野手に続き2年連続。 仲尾次投手は1991年、サンパウロ市生まれ。98年に市内のジガンテ野球クラブに入団し、 ...
続きを読む »42回目の真心をお届け=ビラ・カロン婦人部、援協に
ビラ・カロン文化体育協会婦人部(坂田ミチ部長)が7日、サンパウロ日伯援護協会に対し、1万2000レアルの寄付を行なった。9月12、13の両日に開かれた慈善バザーの売上金によるもの。今年で42回目を迎えた。 坂田部長、阿部チユエ、笠置栄子両副部長、川野栄美子会計が援協本部を訪れ、坂和三郎副会長に寄付金を贈呈した。同副会長は「運営 ...
続きを読む »■訃報■児玉ラウルさん
笠戸丸移民の児玉良一さんの息子で、第2次大戦イタリア戦線に参加した日系兵士40人の内、唯一の生き残りだった児玉ラウルさんが17日、老衰のため亡くなった。享年98。 18日にサンパウロ市北部のオルト・フロレスタル墓地に埋葬された。池田リュウゾウ陸軍少将も部下ら約25人と共に訪れたという。 初七日法要は23日午後7時半から、サ ...
続きを読む »大耳小耳
世界保健機関(WHO)が19日、世界の交通安全についての報告書を発表した。2013年の交通事故死亡者数は世界全体で125万人(推計)に上ると公表。日伯両国の交通事故死亡者数を比べると、大きな開きが。2012年時点での10万人当たり死亡者数は、日本が4人弱、ブラジルは22人を超え、実に5倍以上の差がある。当地の交通事情の悪さは承 ...
続きを読む »沖縄祭りでBEGIN公演=ウチナー一色の7、8日
ブラジル沖縄県人会ヴィラ・カロン支部(上原テーリオ会長)が『第13回沖縄祭り』を11月7、8日両日午前11時から、同支部前サッカー場(Praca Haroldo Daltro, 297)で開催する。入場無料。それぞれ午後9時、同8時まで。 特別ゲストとして沖縄県出身で日本の人気バンド「BEGIN」が公演を行う(時間帯は未定だが ...
続きを読む »第44回ふるさと巡り=メキシコ、交流と歴史の旅~榎本殖民地を訪ねて~=(2)=厳重ホテルに警戒気分=ゴンちゃんガイドで睡魔
部屋の冷蔵庫に鍵がかかっているので謎に思っていると、20ドルほどのデポジットを入れないと鍵をくれないという。ふ~む、なかなかに厳重だ。そしてホテルの貴重品ボックスの扉に鍵も鍵穴もない。これもフロントにお願いしなくてはいけないという。なんといちいち面倒くさいシステムなのか…。高齢者が90人もいるのに、チェックアウト時の混雑が容易 ...
続きを読む »日系同士の出会いを=8日に援協お見合い会
サンパウロ援護協会(菊地義治会長)が「第50回お見合い会」を11月8日午前9時から援協本部5階の神内ホール(Rua Fagundes, 121, Liberdade)で実施する。参加費は会員100レ、非会員は120レ。申込み、支払いの締め切りは4日まで。 食事やダンス、簡単なゲームを通し、交流を深める。日本人や、日系人と結婚を ...
続きを読む »父の遺志を遂行した金城郁太郎の移民物語=上原武夫=(6)
とうとう稲の穂先が枯れ始め、泣くに泣けない見殺しに胸が裂ける思いで、オテントさんを恨む。雨があれば仕事もあるがここしばらく雨を待つしかない。膨れ切れた手豆も石のように堅くなっている。慰めをかける母ちゃんに「その分子供たちが成長したから悔いはないよ」、と慰めあう夫婦である。とうとうその年は不作に終わる。夫婦共々年中働き収穫無しの ...
続きを読む »老いも若きもEnemに挑戦
明24日と25日は、全国高等教育試験(Enem)が行われる。この試験は一部の公立大学の入試や私立大学の奨学金受給者選抜材料としても使われるため、受験者達も追い込みに必死だ▼そんな受験者のため、ピアウイ州教育局が、21日夜8時から22日朝6時まで、テレジーナにあるショー会場で〃最後の復習〃の機会を設けた。公立校の生徒を中心に開催 ...
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