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2015の記事一覧

消えたブラジル人観光客=ブラジル不況とドル高の2重苦

 「もし、上顧客の購買力が、たった2年で半分になってしまったらどうしたら良いだろう」―。これこそが、米国マイアミが自問自答している質問だ。同地を訪れる外国人観光客はブラジルがトップにたっている。 ブラジルからの観光客に大人気だったマイアミのアウトレット(倉庫内で梱包に傷がついた商品や返品された商品で、状態は良いが新品としては扱え ...

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仲間を殺して肝臓を食う=ペドリーニャ刑務所で発覚

 マラニョン州サンルイスのペドリーニャ刑務所で、囚人達が仲間を殺した上、遺体をバラバラにして、肝臓を食べるという事件が起きていた事が明らかになった。 事件が起きたのは2013年12月で、同刑務所のサンルイス2棟Cブロック1号房にいた囚人同士で誤解が生じ、その一人は暴行後に刺殺された後、59個の肉塊と化した。殺されたのはエジソン・ ...

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LJ=不正の交渉にルーラ同席?=バイアーノの暴露続く=ブンライとセッテ関連で=次々に疑惑が積み重なる

ルーラ研究所でのルーラ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で既に有罪判決を受けている民主運動党(PMDB)のロビイスト、フェルナンド・バイアーノ被告が、ルーラ前大統領(労働者党・PT)も、疑惑の人物として浮上した友人のジョゼ・カルロス・ブンライ氏と共に、ペトロブラスとの疑惑の交渉の席に同席していたと、報奨付証言で語っていたことが明らかとなった。21日付伯字 ...

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どこまで膨らむ財政赤字=TCUが40億レ不正指摘=年内清算?来年持ち越し?

北欧フィンランド訪問時のジウマ大統領 (Roberto Stuckert Filho/PR)

 今年度の連邦政府の基礎的財政赤字は500億レアルを超えて、700億レアルに達する可能性があると21日付伯字紙が報じた。 連邦会計検査院(TCU)が2014年に政府が不正な会計操作を行ったと指摘した額の返済規模と、道路、空港などの建設・運営権の譲渡により政府が得られる臨時収入の額が不透明であることから、正確な数値は算出されていな ...

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ベ国国会議員選挙=ブラジルが監視団協力断念=ジョビン氏指名拒否などで

 12月6日に行われるベネズエラの国会議員選挙に関し、ブラジル選挙高等裁判所が20日、南米諸国連合(ウナスル)の選挙監視団への参加取り消しを決めたと21日付伯字紙が報じた。 ベ国の政情が不安定な事は、反体制派の政治家投獄やそれに対する抗議行動といった動きからも明らかで、12月の議員選挙も、国際的な圧力がなければなし崩しにされかね ...

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大サンパウロ市圏給水の頼みの綱=水漏れで一時送水を中断

 大サンパウロ市圏での輪番断水を避けるためにジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)が推進した、ビリングス湖とアウト・チエテ水系を結ぶ水路がリベイロン・ピレス市で水害を引き起こし、8日に送水が止められたが、20日に水量制限付きで復旧したと20、21日付エスタード紙が報じた。 9月30日の送水開始後、同水路に ...

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FHC=意味深な大統領回顧録=PBやPMDBの未来暗示も

 フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ元大統領(民主社会党・PSDB)は29日に刊行する大統領時代の回想録『ジアリオ・ダ・プレジデンシア』に、現在にも通ずる問題が既に存在し、話題となっている。21日付伯字紙が報じている。 同回想録は在任中の8年を自身の日記に基づき4巻組で描いたもので、29日発売の第1巻(1995~96年)ではペト ...

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東西南北

 20日、サンパウロ市東部イタケラで、軍警軍曹のシャルレ・オタガ容疑者(41)が窃盗犯を拷問した容疑で逮捕された。窃盗犯はおもちゃの銃を持って靴屋に入って盗みを働き、オタガ容疑者をリーダーとする軍警3人につかまったが、軍警らは、窃盗犯の首や背中、性器に電気ショックを与えた上、ナイフを胸に突きつけて「殺すぞ」と脅したという。窃盗犯 ...

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おばあ茶ん、海越え日本へ=紅茶フェスに初出展、天谷茶も=レジストロの茶業再興図る

(左から)栄子、今里、梅、浜崎さんの4人が訪日し市場開拓を目指す

 かつて〃紅茶の都〃と呼ばれたサンパウロ州レジストロ市で、茶業再興を願い生産する島田梅エリザベッチさん(本名・梅子、88、二世)の紅茶「おばあ茶ん」が、第4回紅茶フェスティバル(25日・愛知県尾張旭市)に初出展することになった。昨年に続き2度目となる同市の天谷茶と共に日本へ向かう。離伯前の20日来社し、「不安も責任も感じる。でも ...

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終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第17回=対伯批判できない邦字紙

3回もヴァルガスから国外追放令を出された三浦鑿日伯新聞社主

 戦争中の経験は移民史上に残されず、心の奥底にうずき続けた。 サ紙創立に関わり、文協事務局長、県連会長も務め、コロニアの裏面をよく知っていた藤井卓治は「日本語新聞最大の欠陥は、ブラジルの政治批判が許されないことにある。三浦日伯は日本の出先官憲批判で、時報と対立となりブラジル政治批判のワナにひっかけられて2度も国外追放の憂き目をみ ...

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