2016年9月3日の記事一覧

過去の新聞記事使った派手な広告=「ナルコス」第2シーズン配信開始

フォーリャ紙の過去記事を利用した「ナルコス」第2シーズンの広告

 9月2日付のサンパウロの有力紙、フォーリャ紙とエスタード紙は、同じ記事を使った特別な表紙を一番外側に被せた。そこには「麻薬王、パブロ・エスコバル脱獄。コロンビアに激震」と書かれている。だが、よく読んでみると、この記事は1992年7月の記事だ。  つまりこれは、両紙が24年前に実際に掲載した新聞記事を使った広告だ。ここで宣伝され ...

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パラリンピック=開会式の予定一部公表=人間性など強調するものに

会見でのマルセロ・パイヴァ氏(Rio 2016/Gabriel Nascimento)

 7日午後5時半から始まるパラリンピックの開会式について、その一部が2日に公表された。  開会式のセレモニーを担当するデザイナーのフレッジ・ジェリー氏らを迎えた会見では、種々の困難を乗り越えてきた各選手の歴史と彼らの持つエネルギーを会衆に伝える事に焦点を合わせる事や、ソチでの冬季パラリンピックで銅メダルを獲得した米国のアミイ・パ ...

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五つの罷免騒動ドキュメンタリー=国会、上院会議など収録

 8月31日に罷免が決まり、失職したジウマ・ルセフ元大統領の罷免騒動について五つのドキュメンタリーが発表された。  その内の一つを制作した、ミナス・ジェライス州出身のドキュメンタリー制作者、ペトラ・コスタ氏が率いるチームは、国会や大統領公邸での撮影も行った。同チームは撮影に500時間掛け、一連の罷免騒動から罷免反対運動なども撮影 ...

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中国=ブラジルに150億レの投資=テメル新政権には朗報=マラニョンでの製鉄事業など=習近平主席と会談も

習近平国家主席と握手を交わすテメル大統領(Beto Barata/PR)

 テメル大統領(民主運動党・PMDB)は現地時間の2日朝(ブラジリア時間1日夜)、4日から行われるG20サミットに参加するために開催地の中国入りした。同大統領にとって、中国訪問の最大の目的は国内の政局安定化をアピールすることだが、中国側は既に、インフラ設備などのために150億レアルの投資を行うことも発表している。2日付伯字紙が報 ...

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476市の死因1位は癌=医学の発達や長寿化受け=開発度と相関関係あり?

 2014年の統一医療保健システム(SUS)のデータによると、全伯5570市中476市では、癌による死者が循環器系疾患による死者を上回っていた事が判明したと2日付エスタード紙が報じた。  14年の場合、全国的に見て最大の死因は心筋梗塞や脳血管障害などの循環器系疾患だ。同年の死者の27・73%にあたる34万284人は循環器系疾患が ...

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サッカーW杯南米予選=ジェズスが2得点デビュー=チッチ新監督の初陣飾る

得点をあげ歓喜するジェズス(Lucas Figueiredo/CBF)

 1日、エクアドルのキトでサッカーW杯南米予選第7節の対エクアドル戦が行われ、ブラジル代表(セレソン)はガブリエル・ジェズスの2得点の活躍などで3―0で快勝し、チッチ新監督の初采配となった試合を白星で飾った。2日付伯字紙が報じている。  チッチ監督はこの日、リオ五輪で活躍し、この日がセレソン・デビューとなった19歳のジェズスをセ ...

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新車販売の落ち込みが緩和=前月比では4カ月連続増加

 8月の新車の販売数は18万3900台で、7月比1・37%増えた。前月比での販売は4カ月連続して拡大中と2日付エスタード紙が報じた。  昨年同月比では11・2%減少しているが、この数字も、7月の昨年同月比20%と比べ、そのペースが緩和した。今年に入ってからの数字を見ると、昨年同月比で最も落ち込んだのは1月の39%だった。  1~ ...

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65歳以上の定年退職提案=社会保障改革案は準備済み

 ミシェル・テメル政権の課題の一つである社会保障制度改革の一部として、年金の受給開始年齢を65歳に引き上げる法案が準備され、議会提出を待っている。1日付G1サイトや2日付伯字紙が報じた。  受給年齢の引き上げは民間労働者、公務員の双方が対象で、議会で承認されれば、50歳以下の労働者に適用される。50歳以上の労働者は現行法に従うが ...

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東西南北

 8月31日のジウマ前大統領の罷免後も、なかなかブラジルは収まらない。ジウマ氏は最高裁に罷免無効を訴える訴訟を起こし、逆にテメル大統領の民主運動党(PMDB)と民主社会党(PSDB)は、罷免後もジウマ大統領の政治生命維持を認めたことに対する訴訟を起こした。レヴァンドウスキー長官がジウマ氏の政治生命に関する投票を行うのを許したこと ...

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カナダ日系が強力な助っ人に=戦時中の移民迫害へ謝罪請求=アネスチア委員会14日会議

全カナダ日系人協会からの文書を手にするアネスチア委員会のアブロン委員長(奥原さん提供)

 ヴァルガス独裁政権時代(1937―1945年)の日本移民迫害に対して、国に歴史見直しと謝罪を求める運動を進めている奥原マリオ純さん(41、三世)に強力な助っ人が現れた。大戦中の強制収容などの日本人迫害に対する補償を政府から引き出した実績を持つ全カナダ日系人協会(NAJC、オオハシ・ベヴェレイ会長)だ。奥原さんからの協力要請に応 ...

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