パラグアイ日系人移住80周年記念式典にあわせて、日本から多くの都道府県の慶祝団一行がブラジルに足を運び、各県人会と親睦を深めた。式典で居合わせた関係者の間で「研修制度をよりよいものにしよう」と意見が一致し、日本側で課題を共有していこうといった話も出たという。 高知県の武石県議会議長は、「世代交代が進むにつれて、純粋な母県への ...
続きを読む »9月 2016の記事一覧
実は政府自身がインフレの原因か?
ブラジルの政治、経済を理解するには「本当の因果関係」を見極める必要がある。経済動向を見るのに最も重要なのは「インフレの原因」をどう考えるかだ。ジウマ前大統領をはじめ、政治家は一般に「インフレのせいで経済は悪化した」というニュアンスで演説する。「政府のコントロールを越えて勝手にインフレが進行する」というイメージで語る。これに違和 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(905)=富重久子 選
サンカルロス 富岡絹子
顔洗ふ猫の朝(あした)や春隣
【猫を飼っていると、よくこの句のような猫の朝の仕種を見るが、縁側や出窓の日当たりのよいところで、丹念に顔を何回も前足で拭いながら気持ちよさそうにしている。 季語の「春隣」は、「春近し」と同じでもうすぐそこまで春が近づいている様子であって、春を待つ〝冬の季語〟である】
続きを読む »ラヴァ・ジャット=ルーラ告訴をモロ判事受理=マリザ夫人ら7人が共に被告=汚職最高司令官説には慎重姿勢=どうなる18年大統領選
ラヴァ・ジャット(LJ)作戦を管轄するパラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事は20日、連邦検察庁が14日にルーラ元大統領(労働者党・PT)や妻マリザ・レチシア氏ら計7人に対して行なった告訴を受理した。これによりルーラ氏はLJ全体では2件目、モロ判事が扱う案件としては、初めて被告となった。サンパウロ州グアルジャーの高級三層住宅を媒 ...
続きを読む »ジウマ罷免の正当性を強調=テメル大統領が国連で演説=国際問題への立場を説明
米国ニューヨークで20日に開かれた国連総会に出席し、開会演説を行ったミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)は、世界の抱える諸問題へのブラジルの立場を表明すると共に、「ジウマ前大統領(労働者党・PT)の罷免は全て憲法にのっとった正当な手続きだった」と主張したと21日付現地各紙が報じた。 同大統領は現在進行中の汚職事件の ...
続きを読む »ルッソマノ候補=選挙運動責任者に疑惑発覚=不正領収書発行に恐喝も?
サンパウロ市市長選の最有力候補、セウソ・ルッソマノ下議(ブラジル共和党・PRB)の選挙運動の統括責任者が、領収書偽造の疑いなどで連邦検察庁に告発されたと21日付ブラジル紙が報じている。 問題となっているのはサンパウロ州選出のマルセロ・スクアソニ連邦下議(PRB)だ。同氏が選挙地盤としているサンパウロ州グアルジャーにあるTES ...
続きを読む »ブラジリア=空からの放水で消防士重傷=1人は頭骸骨損傷の疑い
19日にブラジリア連邦直轄区ラゴ・オエステで発生した火事の消火作業に当たっていた3人の消防士が、上空の飛行機からの放水の直撃を受け負傷していたと21日付G1サイトが報じた。 被害者の1人、女性消防士は顔面を大きく腫らして軍の病院に収容された。頭蓋骨損傷の疑いがある。残りの2人は現場付近の病院に搬送された。 被害に遭った3人 ...
続きを読む »ブラジル世論調査=根強い男性優位主義の偏見=3割が「強姦は女性の責任」
ブラジルの世論調査で「刺激的な服を着るような女性は強姦されても文句が言えない」との設問に、ブラジル国民の3分の1、女性に限っても3割が賛成と答えたと21日付現地各紙が報じている。ブラジルでは年間5万件の強姦事件の被害届が出されており、実際の発生件数は50万件と見込まれる。 調査は8月初旬にブラジル全土217都市3625人に対 ...
続きを読む »東西南北
サンパウロ州交通局が発表した最新データによると、8月のサンパウロ市での交通事故死亡者が103人と、通常の月よりかなり多かった。前年8月の死者数が93・25人、今年1~7月までの月間平均が77・42人だから、8月は激増した。8月の事故内訳を見ると、車にひかれた歩行者が52人、車を運転中に何かに激突して亡くなった人が19人と多い。 ...
続きを読む »聖南西=300万レ基金、正式に開始=年末から運用開始を決定=加盟25団体が参画へ
聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)は、サンミゲル・アルカンジョ市にある日伯SUS病院(サンパウロ日伯援護協会運営)で17日、第3回定例役員会を開催した。同連盟傘下25団体の財政健全化を目的にした『300万レアル基金プロジェクト』を、12月末から運用開始することが正式に決定された。 本プロジェクトは、運営赤字を抱える ...
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