来年3月に行なわれる野球の世界一決定戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場をかけ戦ったブラジル代表が、予選で姿を消した。4カ国の勝ち抜き戦で争われる予選でイスラエルに敗れ、敗者復活戦に回った24日には英国に3―4で惜敗。前回の初出場に続く本大会進出は叶わなかった。 ブラジルが臨んだ予選第4組は英国、イ ...
続きを読む »9月 2016の記事一覧
松本市貸金業者強殺事件=サンパウロ州高裁、被告の控訴を棄却
長野県松本市で2003年7月、貸金業の男性が殺害され現金が奪われた事件で、日本政府の代理処罰(国外犯処罰規定による訴追)要請を受け、当地で強盗殺人の罪で起訴された日系ブラジル人のジュリアーノ・エンリケ・ソノダ被告は昨年9月、禁固30年の一審判決を受け、控訴していた。しかしサンパウロ州高等裁判所は15日、この控訴を棄却した。 ...
続きを読む »国際人材育成へ、鹿児島大=サンパウロ、アマゾンで研修
鹿児島大学が「進取の精神グローバル人材育成プログラム」として開催する、第6回南米研修に参加するため、教員と学生を含む14人が、16日にブラジルに来訪した。 日系移民史や生物多様性などブラジル環境問題、アンケート調査を通じた観光産業などの鹿児島の地域活性化を模索することなどが目的。北部マナウスでは、ブラジル全土の日本語、日本文 ...
続きを読む »師範一周忌法要、1日に=花柳流金龍会
日本舞踊「花柳流金龍会」が1日午前11時から、花柳金龍(本名・松井荻野)師範の一周忌法要を文協貴賓室(Rua Sao Joaquim, 381)で行なう。 昨年91歳で逝去した金龍師は1947年に名取を取得。52年に移住後は後進育成に努めた。当日の法要後は6人の名取が「桜」を舞い納める。 案内のため来社した龍香、龍伯、龍駒 ...
続きを読む »今年もジャクチンガの集い=来月12日、山形で
サンパウロ州ポンペイア市近郊ジャクチンガ移住地の出身者が集う『第20回交流食事会』が、12日午前9時から山形県人会(Av. Liberdade, 486, Sala 24)で行なわれる。 1936年に入植が始まり、綿花やとうもろこし栽培で栄え、最盛期には100家族が暮らした。同移住地はブラジル人経営の牧場になり住む人はもうい ...
続きを読む »大耳小耳
文協の国際民族舞踊祭では観客の鑑賞マナーが良く、前の方に集まり記念写真撮影に興じていた人々に、「撮影の邪魔!」と別の観客から注意の声が飛んでいた。終了後も会場に残されたゴミは少なく、6月のコロニア芸能祭よりきれいなぐらい。多文化コミュニティが集まる機会はとても少ないだけに、「他所」だから気配りが利くよう。その分、コロニア内部だ ...
続きを読む »全伯民謡大会=若手三世が訪日切符を獲得=祖父母の思い胸に日本大会へ
ブラジル郷土民謡協会(斉藤美恵会長)主催の第28回全伯大会が7日、サンパウロ市の宮城県人会で開催され、遠方からの参加者含め、80人以上の民謡愛好者が日頃からの喉自慢を披露した。 最年長で96歳の国武登美男さんというベテランから12人の新人も参加。厳しい予選を勝ち抜き栄えある頂点には西川光則さん(29、三世)が輝いた。来月21 ...
続きを読む »資料館 朝熊館長が来伯=「積極交流模索したい」
海外移住資料館の館長で、JICA横浜国際センターの朝熊由美子所長(52、大阪)が13~15日に滞伯した。日系社会に関わる業務は初で、4月から就任している。 自身初という今回の南米滞在では、パラグアイの移住地ラ・コルメナやイグアスを訪問しブラジルへ。当地コロニアについては「全国に移住地があり歴史も古い。存在感を感じる」と印象を ...
続きを読む »エスペランサ婦人会=来月5日に慈善お茶会
エスペランサ婦人会(倉持恵美子会長)が、来月5日午後1時から、文協貴賓室(Rua Sao Joaquim, 381)で『第67回慈善お茶会』を行う。参加費75レ。 婦人会お手製の弁当で会食し、歌や踊りの演目を鑑賞しながら、お馴染みのビンゴ大会で親睦を深める。 景品には、液晶テレビなどの豪華商品も。同会のボランティアにより運 ...
続きを読む »道のない道=村上尚子=(5)
ところで、この地区には監督という者がいる。月に一度くらい馬に乗って、仕事の進み具合を見にくる。やかましい小言は何も言わずに、十五分もいたら帰って行く。 父に期待する者はいない。だれも口にこそ出さないが、この家の中が平穏であることだけを願っていた。 そんな父が珍しく、せかせかと庭の土をいじっている。見ると、日本にあったと同じ ...
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