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10月 2016の記事一覧

ブラジル岡田茂吉財団創立45周年=創始者の思想、普及一筋に=さまざまな文化事業を展開

 ブラジル岡田茂吉財団(FMO=Fundação Mokiti Okada)は、世界救世教(以下、教団)の創始者・岡田茂吉の思想である「真、善、美」による地上天国を実現するために、当地で1971年1月19日に設立され、45周年の節目を迎えた。同教団同様に、日本発祥の団体ながらも現在は非日系人がトップとして率いる珍しいケースだ。ブ ...

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ブラジルは戦時下のシリアより危険?=暴行死発生件数で上回る

 28日にブラジル公共保安フォーラムで発表されたブラジル公共保安年鑑によると、ブラジルでは2011年から15年の5年間に、シリアよりも多くの暴行死が起こっている事が分かった。  2011年1月から2015年12月にブラジルで起きた暴行死は27万8839件で、これは同時期のシリアでの25万6124件を上回る。  「シリアの悲劇が世 ...

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テオリ判事=メーチス作戦差し止める=「上院警察も最高裁の管轄」=3月のルーラ盗聴の件に続き=レナン議長に有利な結果に

27日の最高裁でのテオリ判事(右)とカルメン長官(José Cruz/Agência Brasil)

 連邦最高裁のテオリ・ザヴァスキ判事は27日、連邦警察が21日に上院警察に対して行った「メーチス作戦」の差し止めを命じた。これは、「上院」という立法府内で勤務する人に対する判断を、最高裁ではなく、地裁が判断したことを問題視したものだ。28日付現地紙が報じている。  メーチス作戦では、ラヴァ・ジャット作戦に関与した疑いのある上議か ...

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ブラジル最高裁 公務員のスト期間中の給与は保証されずの判決 最高裁判事の採決は6対4=反発の色を強める労組側

ストライキ期間の給与カットを巡る案件の報告官を務めたジアス・トフォリ判事(Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 ブラジル最高裁は27日、ストライキを行った公務員の、職務停止期間分の給与をカットすることを決定したと28日付現地紙サイトが報じた。  この決定により、すでに民間で起こっているように、公務員の給与はスト開始直後からカットされるが、ストの動機が、給与遅配のように、労働契約を破った雇用者への抗議であった場合は給与カットは行われない。 ...

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温室効果ガス=不景気でも排出量増える=アマゾンの森林伐採増などで

 ブラジル国内の民間団体からなる「気象観測団(オブセルヴァトリオ・ド・クリマ、以下OC)」が26日、ブラジルの15年の温室効果ガス排出量は二酸化炭素に換算して19億2700万トンで、14年を3・5%上回ったと発表したと26、27日付現地紙やサイトが報じた。  OCは地球温暖化などに関心のある37の団体(40団体との説もあり)から ...

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サンパウロ市東部=若者5人が行方不明に=犯人は警察ではと疑う家族

 サンパウロ州市警は現在、21日夜、サンパウロ市東部パルケ・サンラファエル区から隣接のリベイロン・ピーレス市に向かった後に行方不明になった若者5人の行方を捜索中と27・28日付現地紙、サイトが報じた。  行方不明となっているのは、ジョナタン・フェレイラ(18)、セーザル・シルヴァ(19)、カイーキ・シルヴァ(18)、ロブソン・デ ...

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ベネズエラ=ゼネスト回避に手段選ばず=企業や国民に対し脅しも

 【既報関連】ニコラス・マドゥーロ大統領への抗議のため、28日に行われるゼネスト回避のため、与党側が必死に抗戦し、ベ国内が更に混乱している。28日付ブラジル各紙やサイトが報じている。  26日に与党で議会多数派の民主連合会議(MUD)が28日にゼネスト実施と発表した後、ベ国政府は国民に脅しをかけて抗戦した。  政府ナンバー2のデ ...

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東西南北

 明日30日、統一地方選挙の決選投票が全国55市で行われる。いつもならサンパウロ市も決選投票があるのが普通だが、今年はジョアン・ドリア氏が一次投票で圧勝したため、この投票制度が出来て以来はじめて、決戦投表がない。とはいえ、サンパウロ州全体で見ると、グアルーリョス、オザスコ、サントアンドレ、サンベルナルド・ド・カンポなど、産業規模 ...

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「四世以降にも在留資格を」=第57回海外日系人大会=秋篠宮同妃両殿下、両院議長も

在日日系人こども発表会の講評をする日本財団の石橋亘治さん

 海外日系人協会(田中克之理事長)が主催する第57回海外日系人大会が24日から3日間、東京の憲政記念館などで開催された。19カ国から集まった203人が、日本社会とどのように共生していくかを探った。  24日には基調講演会と秋篠宮同妃両殿下をお招きしての歓迎交流会。24日には国際シンポジウム「21世紀の日系人像」として南カリフォル ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(3)=町誕生で続々とサンパウロ州から

福島完治さんと内村照子スエリさん

 9月30日(金)午後、故郷巡り一行は現地が誇る巨大企業ザエリ(Zaeli Alimentos LTDA)の工場を見学。夜はウマラマ文化体育協会で交流会が行われ、現地からは約30人が参加した。  町の人口は10万7千人、市制開始は1955年で、青年隊第1陣が到着する前年だ。つまり、日本人はほぼ市の歴史と共にある。北パラナ最大の都 ...

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