2016年10月7日の記事一覧

スペインのブラジル人一家惨殺事件=犠牲者男性の甥に逮捕令状

 スペインの司法当局が4日、9月18日に同国の首都マドリッドから60キロの小さな村、ピオスでブラジル人の一家4人が惨殺体となって発見された事件(9月20日付弊紙既報)の犯人として、犠牲者の甥に逮捕令状を出した。  惨殺体で発見されたのは、パライバ州出身で39歳のマルコス・ノゲイラさんとジャナイナ・ジニスさん夫妻だ。二人の遺体は切 ...

続きを読む »

リオ州=五輪開催の負担がたたる?=出入り業者への支払い一時凍結を発表

フランシスコ・ドルネッレス、リオ州知事代行(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 財政危機に瀕するリオ州は6日、フランシスコ・ドルネッレス知事代行の署名入りで、出入り業者への支払いを遅らせる措置を決定したとの官報を発表したと6日付け現地サイトが報じた。  支払いの一時凍結措置は医療部門、教育部門、保安部門、刑務所管理部門には行われない。支払い一時凍結措置により、予想されるリオ州の負担減は、1億8500万レア ...

続きを読む »

ウリセスが生誕100周年=ブラジル民主主義の象徴的政治家

88年、新憲法制定当時のウリセス氏(Célio Azevedo)

 ブラジル政治史に残る偉大な政治家にしばし数えられるウリセス・ギマリャンエス氏(1992年没)が6日で生誕100周年を迎え、その存在がいま一度注目されている。  「ウリセス先生」の名で親しまれたウリセス氏は、その生涯において大統領にまでたどりついたことはない。だが、ブラジルが軍事政権の時代に、野党勢力の中心的政治家として君臨し、 ...

続きを読む »

《ブラジル》最高裁=二審判決後の刑執行を承認=最高裁判事6対5のきわどい判断=「捜査に勢い」歓迎の検察

カルメン・ルシア最高裁長官(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 ブラジル連邦最高裁(STF)は5日、控訴審(第二審)で有罪判決が出た場合、上告審を待たずに、被告への刑の執行を開始する法案を承認したと6日付ブラジル現地紙が報じた。最高裁判事11人全員参加の採決が行われた結果、6対5で同案への賛成がわずかに上回った。2月17日に出された同案件の採決結果(2月は7対4で承認)を踏襲するものとなっ ...

続きを読む »

マルセラ大統領夫人が初演説=連邦政府の新福祉政策で=おしゃれと若さで好印象狙う

公の場で初演説を行なったテメル大統領夫人のマルセラさん(Lula Marques/AGPT)

 ミシェル・テメル大統領夫人のマルセラさんが5日、連邦政府の発表した福祉政策「クリアンサ・フェリース(幸福な子供)」の発表会で、公の場での初演説を行なった。同夫人の参加で政府としてはイメージ・アップを望むところ。6日付現地紙が報じている。  これはテメル政権の新福祉政策のひとつ。ボウサ・ファミリアを既に受給している家庭で「0~3 ...

続きを読む »

乳癌発症は常識より早い?=乳癌患者の40%は50歳前に発症

 サンパウロ市のA・C・カマルゴ病院癌センターの調査によると、乳癌患者の5人に2人は50歳未満で発症しており、50歳を超えたら検診を受けるようにとの保健省の方針を見直す必要がある事が判明したと3日付現地紙が報じた。  2000~10年に同センターで乳癌と診断された患者4527人中、11・4%は30代で発症、40代で乳癌が発見され ...

続きを読む »

ベルトラン新観光相任命=財政偽装疑惑の潔白主張

就任式典でテメル大統領(右)と握手するベルトラン新観光相(Beto Barata/PR)

 マルクス・ベルトラン下議(民主運動党・PMDB)は5日、新観光相に就任し、テメル大統領臨席の元、就任式典を行ったと5、6日付現地紙サイトが報じた。  「戦略的なアプローチで、この分野を伸ばして行きたい。観光業は持続可能産業で、外貨獲得に貢献し、地元に職をもたらし、投資も呼び込む。関係各省との対話を継続していく」とベルトラン新大 ...

続きを読む »

プレサル油井開発に弾み=PB3割出資の義務化廃止

 下院は5日、岩塩層下(プレサル)油田の開発計画において、従来の「ペトロブラスの30%以上の資本参加が必須」との条項を外す法案を292対101の圧倒的大差で可決した。6日付現地紙が報じている。  ルーラ大統領時代に「プレサルは国家資源」という立場から、石油公社ペトロブラスが、同油田全域を管轄する唯一の企業であり、どの油井開発でも ...

続きを読む »

東西南北

 ジョアン・ドリア氏がサンパウロ市市長になったあかつきには、ハダジ現市長のトレードマークでもあった自転車道を、中央分離帯にあるものや、利用者の少ないところを廃止する意向とのことは昨日付の本欄で触れた。だが早速、市民がそれに「待った」をかけた。5日夜、サンパウロ市の自転車愛好家たちが、西部ジャルジン・エウロパにあるドリア氏自宅の前 ...

続きを読む »

静岡県=外国人子ども支援員養成講座=来日児童生徒をどう受け止めるか=(1)=試行錯誤する地方自治体

講座の様子

 【静岡県発=秋山郁美通信員】増加・多様化する「日本語支援が必要な児童生徒」に対応しきれない日本の教育現場――静岡県は、来日したばかりの児童・生徒に初期の日本語を指導する支援員を養成する「外国人子ども支援員養成講座」を7月から9月まで4回にわたって県内3会場で行った。講座を修了した受講生は県国際交流協会の人材バンクに登録され、県 ...

続きを読む »