映画監督の松林要樹さん(37、福岡県)が、大戦中に起きた日系人に対する最大の迫害、1943年7月の「サントス強制引き上げ」に関するドキュメンタリー映画を取材中で、被害者の証言を集めている。松林さんは12月まで滞在する予定で、「強制引き上げ体験者の生の声を、今のうちに記録しておきたい。ぜひ連絡を」と呼びかけている。 サントス強 ...
続きを読む »2016年10月20日の記事一覧
■今週末の催し
22日(土曜日) 生長の家こども大会とお話大会、午前8時半、本部別館(Av. Eng. Armando de Arruda Pereira, 348, Jabaquara) ◎ 名画友の会映画鑑賞会、昼12時半、熟連(Rua Dr. Siqueira Campos, 134) ◎ 文協総合美術展、午後 ...
続きを読む »大耳小耳
横浜市鶴見区で21日から3日間、「ブラジルWEEK in つるみ」が開催される。無料のサンバショーやカポエイラ体験があり、人気を集めそう。また固めの話題として、デカセギ日系人を扱ったドキュメンタリーや多文化教育に関するフォーラムもあり、外国人問題を見つめなおす機会になりそうだ。運営するのが同地日系団体のABCジャパンとあって、 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第二部=南パラナ寸描=外山 脩(おさむ)=(1)
前回の『北パラナの白い雲』を書いた折、筆者は取材のため、現地を10回近く訪れた。2013~15年のことであるが、その間、何度か南パラナにも足をのばした。 ただ、この南パラナ行は、事情があって、クリチーバとパラナグア湾の南岸地域に留まった。しかし幾つか印象的な話に接したので、ここで寸描する。 付記しておくと、南パラナというと ...
続きを読む »道のない道=村上尚子=(20)
家計の財布は一郎が握っていて、それに何の不満もなかった。年中現金の顔はあまり見ない世界にいたので、家計を任されようが、そうでなかろうが気にもならない。 一週間もした頃、一応家の中のことは慣れたので、改まってバールを覗いた。二、三人の客が、ピンガを飲んでいる。陳列ケースの中には、ぱっとしない「サルガード(前菜)」が並べてある。 ...
続きを読む »ピンクリボンの月に思う
10月も3分の1を残すのみとなったが、今月は乳癌の正しい知識を広め、早期検診の促進などを目指す世界規模の啓発キャンペーン「ピンクリボン」の月だ。乳癌は女性の主要死因の一つでもあるが、早期発見されれば治癒率は90%とも言われる。近年は医学が進歩し、癌も不治の病ではなくなってきたが、その分、身近な人も癌と知って驚く例も増えた▼近所 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(911)=富重久子 選
スザノ 畠山てるえ 薪を焚く観光列車竹の秋 吐く煙後へ後へと花マナカ マリアフマッサ老幼嬉々と山笑ふ 列車行く町に郊外黄イッペー 浮雲の空にひと掃き竹の秋 【「薪を焚く」観光列車があるとは聴いているが、残念ながらまだ乗ったことは無い。昔窓を開けると、もうもうと煙の入った事を覚えていて何となく懐かしい。 「竹 ...
続きを読む »第三十八回念腹忌全伯俳句大会
◎席題入選句 寿和選 七十路のこの身にそよぐ木の芽風 田中美智子 師の忌へと麻州飛び立つ東風の朝 小原 加代 パレットにピンクを足して春の山 柳原 貞子 勇気出せパラリンピック負けるなよ 小林恵美子 ...
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