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10月 2016の記事一覧

東西南北

 次期サンパウロ市市長のジョアン・ドリア氏は25日、ブラジリアの大統領官邸に赴き、ミシェル・テメル大統領と対談した。ドリア氏はそこで、「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダのため、経済活性化計画(PAC)の一環として4億レアルの追加資金をお願いしたい」と懇願した。大統領はそれに対し、「速やかに行いたい」と返答した。次期市長に対す ...

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共感と反発、複雑な反応=映画『Silencio roto. 16 Nikkeis』=失踪者は「殉教者か、犯罪者か」

アドリアノ・ジオゴ氏と大城エウザさん

 アルゼンチン軍事独裁政権時代(1976~82年)に政治活動をしていて「失踪」した日系人16人を描いたドキュメンタリー映画『Silencio roto. 16 Nikkeis(破られた沈黙 16人の日系人)』(パブロ・モヤマ監督、スペイン語、2015年)が14日夜、サンパウロ市の沖縄県人会で上映された。「失踪」した16人の大半が ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(1)=ゆかりの深いウマラマ

佐々木さん

 第46回県連ふるさと巡り一行119人は9月29日から10月5日にかけて、北西パラナのウムアラマ、グアイーラ、カスカベルの日系団体と交流し、最後にジュレマ温泉を訪れた。南麻州との州境、パラグアイとの国境に面したパラナ州北部から西部は、サンパウロ市からバスで10時間から16時間もかかる遠隔地だが、南米産業開発青年隊の訓練所がかつて ...

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『西風』第4号を刊行=ソ連侵攻やサンファン体験も

表紙

 西風会は『西風(せいふう)』第4号(158頁)を9月に刊行した。毎月1回集まって議論をする私的な研究会で、体験談や調査内容を半年に一度ほど出版しており、今回4冊目になった。  「『お守り』―新京の遠い空―」(古庄雄二郎)では、9歳のときに満州で終戦を迎えた古庄さんの体験談が語られている。突然のソ連対日参戦で、ソ連軍が怒涛の勢い ...

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■今週末の催し

 29日(土曜日)  文協総合美術展、午前10時、文協(Rua Sao Joaquim, 381)、日曜日も  30日(日曜日)  和楽器トリオ「結」公演、午後4時、FECAP劇場(Av. Liberdade, 532)

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大耳小耳

 サンパウロ市リベルダーデのガルボン、サンジョアキン両街の交差点中央が沈み始めた。地下にある水道管の破損か何かが原因だろうか。だとしたら工事が必要で、近隣が渋滞するから文協あたりが迷惑を被るかも。現場には目印として三角コーンが置かれているが、なにしろ交差点のど真ん中だから困る。運転者はご注意を。

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『百年の水流』開発前線編 第二部=南パラナ寸描=外山 脩(おさむ)=(6)

被害者の直話  アントニーナと同時にパラナグアでもケブラケブラが起きたが、筆者はその被害者の一人から、直接、話を聞くことができた。2014年のことである。  クリチーバ市内に、東野一子という老婦人が住んでおり、少女時代、難に遭ったという。(東野 ヒガシノ、一子=カズコ)  筆者は──この南パラナの取材に協力してくれた──クリチー ...

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道のない道=村上尚子=(25)

 ブラジルに景気が出てくると『クルゼイロ』、パラグアイなら『グアラニー』というお金を、商人たちは欲しがる。この町からブラジルへ、移民たちは脱出することになる。彼らは、所帯道具を担いで逃げて行く。  するとパラグアイの兵隊は、見ぬふりをしてブラジル側の兵隊へ通報しておく。その家族が汽車に乗って、ブラジルの領土に入ったとたん、密入国 ...

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オーリャ!

 聖南西文化体育連盟は各地区の文協を束ね、日本文化振興を通じて地域おこしを図るため、意欲的な活動を展開している。  今月半ばには、統一地方選の祝賀激励会をカッポン・ボニートで開催。議員との連結を強め、日系社会の活動を活性化することが狙いだ。年度末には200万レ基金を発足させ、体制強化を図る。  小川彰夫理事は「同じブラジル人でも ...

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苦しみにあった事は幸せ?

 日本にいる知人が、うつ病で闘病中のご主人の事をフェイスブックに書いてくる。本人もうつ病で苦しんだだけに、ご主人に何が起きているかが人並み以上によくわかるのだ。そんな彼女がシェアした文章に、杖に頼って歩いていたが三輪歩行器を使うようになり、ハイキングや釣りなどの趣味を楽しめなくなった方の話があった▼文句を言い、現実逃避をしたり、 ...

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