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2016年11月8日の記事一覧

第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(7)=豪快な戦後移民の劇的人生

マテ・ラランジャ社が建設した映画館を修復した劇場。ガイドから説明を聞く一行

 豪快な戦後移民、田口功さんの奥さんはイタリア系ブラジル人医師だった。多くを語らないが、田口さんがスーパー経営などの幾つかの事業で成功していたこともあり、治安問題に頭を悩ませていた。強盗がサンパウロ市南部の自宅を襲ったのを機に、彼女との安穏な余生を暮らすために10年前にカラガタツーバの海岸沿いに家を買ってサンパウロ市から移ってい ...

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クルゼイロ大日語教師科=新学期の入学者を募集中

スエリ総長(中)と懇談した梅田大使(当時)。右は中前隆博総領事

 クルゼイロ・ド・スール総合大学が来年2月から始まる、日ポ語教師課程の入学者を募集している。リベルダーデ校で4年間修学すると公式免許が取得できる科目の開講を前に、新学期の直前まで随時試験が行なわれている。  同科はブラジル・パンアメリカン日系人協会の要請を受け新設された。今年2月の開講を目指したが、大学側が開講目安とする生徒数3 ...

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大耳小耳

 今回の南米婦人の集いでは訪れなかったが、レジストロには鍾乳洞やショウジョウトキの生息地であるマングローブなど自然も豊富。市内にあるライチ畑の先の茶畑も風情があった。また車を2時間ほど運転すれば、海に面したイーリャ・コンプリーダにも行ける。今夏の旅行は日系人の歴史、自然を楽しみにレジストロに行ってみては?      ◎  広島原 ...

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オーリャ!

 レジストロ市で行われた『南米婦人の集い』。様々な生産物や加工品を目にする度に「レシピが知りたい」という参加者の声が聞こえた。  一家の毎日の献立を考える人の場合、「おいしい」と思った料理の調理法を知りたがるのは、国や文化に関わらず自然なことだろう。日本でもブラジルでも書店には調理本が並び、インターネットでも簡単に調理法が探せる ...

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国内最大級の日本公園を訪ねて=健全運営に向け奮闘、マリンガ=(下)=巨大な地元文協とどう連携できる?

開会式に臨む来賓ら。公園運営は市、文協、企業一体が理想だ(右から埜真会長、クラウジオ副市長、左から2人目が塩崎文協会長)

 出張花展に生け花は25点ほどが用意された。鈴木隆支部長ら池坊南米パラナ支部が後援し、サンパウロ市からは池坊ブラジル支部の河村徳子支部長らも協力。文字通り展示会に花を添えた。  閉会後の夕食は園内のサロンで、サンパウロ市からのバスツアー参加者を対象に文協が歓迎会を開いた。日本公園の埜真会長、富居マネージャーが成功に改めて感謝し、 ...

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『百年の水流』開発前線編 第二部=南パラナ寸描=外山 脩(おさむ)=(13)

 何としてでも植民地を建設すべく、苦心を重ねながらも、結果として、時勢から外れてしまった水野龍は、何をして居たろうか。  クリチーバの小農場で、カスカベルを焼いて粉にし、毎日呑み、70歳を越していたのに、子供を二人つくった。  天照大神を信奉、毎朝、未明に起床、神前に灯をともして、故人となった縁者数百人の過去帳を読み上げていた。 ...

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JICA草の根事業=三年の環境教育指導に一区切り=「ここからがスタート」

来社した有馬プロジェクトマネージャーら

 サンパウロ州小学校教員の環境教育指導力の向上を図るため先月15~26日、公益財団法人「しまね国際センター」の有馬毅一郎理事長らが来伯した。24日に来社した一行は、カサパーバ市で環境実習や化学実験などの教育指導について報告した。  「JICA草の根技術協力事業」により2014年8月に始まった同事業。専門家派遣は今回が最後となった ...

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10周年記念し押し花展=作品数は300、大型屏風も

 押し花教室『押し花アート』(巽ミリアン代表)が11日から20日まで午前10時~午後7時、『第10回押し花アート展覧会』をレバノン聖母協会(Rua Tamandare, 335)で開催する。入場無料。  日本を代表する押花作家・杉野宣雄氏から教室名を引継ぎ、ブラジルで指導を始めて10年。共同制作した大型屏風7点や、60人の生徒が ...

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