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2016年11月9日の記事一覧

ブラジル サマルコ社鉱山ダム決壊事故=史上最大の環境事故から1年=未だ国内数百のダムに決壊の危険性

事故から1年経ったマリアナ市、被害の傷跡も生々しく残っている(Flávio Ribeiro/Portal VERTICES)

 ブラジル史上最大級の環境破壊事故となった、ミナス州マリアナ市の鉱山採掘会社サマルコ社の鉱滓ダム決壊事故発生から丸1年経った5日、地元紙、地元サイトが、ブラジル連邦検察庁の調査で、国内の鉱滓ダム397中、半数以上はサマルコ社ダム同様かそれ以上の被害を引き起こす可能性がある事が分かったと報じた。  検察庁の調査は、鉱山動力省管轄の ...

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最高裁=マルフの裁判も長期棚上げ=事件発覚から15年経ても

 連邦最高裁では、15年以上前に捜査が始まった、サンパウロ州の大物政治家パウロ・マルフ下議(86)に関する疑惑事件の裁判がいまだに行われておらず、誰にも知られないままで時が過ぎて行っている。8日付フォーリャ紙が報じている。  フォーリャ紙は先週、ラヴァ・ジャット作戦を管轄する前から、最高裁では政治家に関する手付かずの案件が山積み ...

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ブラジル人観光客=ポルトガルの美術館で彫像を倒す=修復可能と同国文化省が発表

 ブラジル人男性観光客が6日、ポルトガルの首都リスボンの国立古代美術館(MNAA)で、18世紀に作られた彫像を誤って倒して破壊したと、8日付現地紙が報じた。  ブラジル人は、彫像と並んで写真を撮ろうとした際、後ろを確認せずに後ろ向きに歩き、警備員の警告も無視して歩き続けた結果、彫像に衝突し、倒して破壊してしまった。破壊されたバロ ...

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東西南北

 昨8日は現地紙でも米国の大統領選挙が一面を飾り、国内ニュースを押しやるほどの勢いを持った。本日付本頁でも報じたような「誰が大統領になるとブラジルはどうなる」といった記事も、サイトなどで数多く見受けられた。そこで思うのだが、もし現在もジウマ政権が続いていてアメリカの大統領がトランプ氏になっていたら、組み合わせ的には最悪なものとな ...

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第6回南米婦人の集い=レジストロ、皆で村おこし=(2)=自分の生産物に誇りを!

フェイラ・デ・プロドゥトルで山芋を手にレシピを話し合う

 夕食会では文協青年部らの民謡発表や健康体操を楽しんだ。CKCの大森麗裕さんが事業の目的を改めて確認。レジストロ農協婦人会の宇都宮和子会長は「この3日間、実のあるものにしたい」と意気込みを語った。 ■   ■  集い2日目は早朝にホテルを出発し、『フェイラ・デ・プロドゥトル』と呼ばれる直売市へ。採れたばかりの鮮度の高い食品が並ぶ ...

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『百年の水流』開発前線編 第二部=南パラナ寸描=外山 脩(おさむ)=(14)

水野龍三郎さん一家

 しかし不思議である。笠戸丸移民で、大量の被害者を出し、その人々から恨まれていた水野龍に、一方で、帰伯費用を送り、住む家まで心配する友人たちが居た。何故だろうか?  この点、筆者は長く不可解なままであった。  2013年、水野の息子の龍三郎さんが、クリチーバに健在であることを知った。一度会いたいと思った。疑問を解く手がかりが見つ ...

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元総務大臣が再来伯=竹中平蔵氏講演、16日

来社したSBPNの佐々木顧問、佐藤専務理事

 元総務大臣で現在慶應義塾大学の名誉教授などを務める竹中平蔵氏を招いた講演会が、16日午前9時半からサンパウロ州立総合大学内の講堂(Auditorio Istvan Jancso)で行われる。入場無料、進行は主に英語。  当日は竹中氏が「日本経済とアベノミクス」について講演するほか、国際医療福祉大学客員教授、元金沢大学医学部の渡 ...

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道のない道=村上尚子=(31)

 小規模とは言っても、何アルケールという土地での仕事、それなりの資金もいるし、運が良ければ金が儲かった。そして、ゆくゆくは、「バタタ王」のような夢をみた。であるから、小さな農家は小さいなりに、精一杯の形で勝負した。結局、彼らも又、大体三回も失敗をすれば、同じように破局が待っていた。  私たち家族も貯めていた金を元手に、一郎の夢に ...

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