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2016年11月10日の記事一覧

大耳小耳

 パウリスタ大通りの3つのショッピングセンターで週末、日清食品が新商品トマト味の発売に合わせ、大々的にカップ麺の無料試食会を展開した。サイクリングの途中で立寄ったというエンヒケ・ソウザさん(31)さんは、「美味しくてボリューム満点。小腹が減っていたので満たされた」と喜び、さっそくFBに投稿していた。新しい麺と具材を2倍に増やした ...

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第6回南米婦人の集い=レジストロ、皆で村おこし=(3)=各地の活動に刺激、茶畑視察も

夕日が照るおばあ茶んの茶畑で

 報告会には3年前の集い開催地となった、サンフジ婦人部組合(サンタカタリーナ州サンジョアキン)の降旗マリナさんも登壇した。同組合は数ある婦人団体の中でも、組合になるほど成長した団体だ。設立の経緯、現状について紹介した。  平均年齢60歳の組合員がりんごジュースやりんご羊羹などを製造販売している。ジュースは県連日本祭りでも販売され ...

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JICA=日系社会ボランティア30周年=リレーエッセイでたどる絆=第3回=いつのまにかブラキチに

50周年誌編纂の第1回会議の風景

 日本人移民史、日系人・日系社会に関する調査研究を専門とする、サンパウロ州サンパウロ市のサンパウロ人文科学研究所(以下、人文研)へ配属され、役員の高山儀子(のりこ)さんと共に同研究所の「50周年記念誌」編纂に携わっています。  私は元々、「大航海時代のポルトガルによる航海事業」に関心があり、研究の道へ入りました。大学院を出た後、 ...

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シーロ先生のピアノ教室=文協小講堂で演奏会、13日に

(左から)シーロ先生と足立さん

 シーロ・ゴンサルヴェス・ディアス・ジュニオール・ピアノ教室による演奏会が、13日午後3時から文協小講堂(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で開かれる。入場無料。  シーロ音楽教室の生徒による、30年以上続く演奏会。子どもから大人まで生徒22人が1年の練習の成果を披露する。ショパンなどクラシックを中 ...

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道のない道=村上尚子=(32)

 そのうちに私はどんどん弱りきってきた。このままでは死ぬしかない……思い切ってドラム缶から出た。前が見えにくいほどの蜂の群れの中を、よろよろ逃げた。   この時、ふと庭を通り過ぎようとしたら、キナ粉餅のように膨らんだものが、力なくうごめいている。里子をわざわざ裸にして、日光浴をさせていたのを思い出した。蜂は二重、三重どころではな ...

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数字などに表れないもの

 ブラジリア時間の9日早朝、米国大統領選でトランプ氏当選が決まった時、投票日もヒラリー氏優勢と報じた世論調査との差を感じた人は多かっただろう▼米国大統領選では、有権者票獲得比率と選挙人票の獲得数は必ずしも一致せず、世論調査で優位=選挙で勝つではない。有権者票獲得数はヒラリー氏の方が多いが、トランプ氏は選挙人票で過半数を得、当選し ...

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第27回伊藤園お~いお茶新俳句大賞(2016年度) ブラジル入選者 

【都道府県賞】

節大き手より豊かな蓬餅  玉田千代美

雑煮食ぶ北斗の見えぬ地に住みて  香山和榮

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ニッケイ俳壇(914)=星野瞳 選

アリアンサ  新津稚鴎

ランプ下げ通いし句会念腹忌
アラポンガ鳴き止めば森がらんどう
木々芽ぐむ枝にぎやかに差し交わし
森の穂にアララが騒ぎ初明り
万緑の中漂へる鷺一羽
大雷の鳴り夕立のはたと止む

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ニッケイ歌壇(525)=上妻博彦 選

サンパウロ  武地志津

チッチッチチと微かに啼くは何鳥や炊事の手を止め耳澄ませ聞く
洗濯場そっと覗けば小燕のあらぬ場所より不意に飛び立つ
吾が影に怯えしならむ小燕の狭き空間ぱたぱたと飛ぶ
久々に迷い入り来し小燕のいじらしきさま暫し見て佇つ
小燕の囀りやめば片隅に親を恋うらむじっと動かず

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ニッケイ俳壇(913)=富重久子 選

サンパウロ  近藤玖仁子

香水も古き香になり年たてば

【色々な香水を使う人がいるが、すれ違いざまに仄かによい香りが漂ってくるのは、確かに心地よいものである...

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