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2016年11月15日の記事一覧

ルーラ=今度は大統領官邸のプール疑惑=在任中の08年に敢行=またもオデブレヒトの関与か=マルセロ被告のメールで判明

11日のルーラ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 ルーラ元大統領が第2期政権の最中に、大統領官邸前のプール周辺の改修工事を連邦政府との契約もなく行っていた疑惑が、オデブレヒトの元社長マルセロ・オデブレヒト被告を巡るラヴァ・ジャット作戦の捜査で明るみに出たと、13日付現地紙が報じている。  ルーラ氏はこれまでLJに関し、サンパウロ州内の二つの豪邸を介した贈収賄工作など3件の疑惑 ...

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WTO=自国産業保護政策撤廃を要求=「日欧に対する敗北」と報道=協定違反は元から承知?

ブラジルでの生産を余儀なくされていた国外自動車メーカーの動向も不透明になる可能性がある(Divulgação Salão do Automóvel)

 世界貿易機関(WTO)は11日、ブラジルが実施してきた7種の自国産業保護政策と減免税措置がWTO協定に違反するとして、その撤廃を求めたと12日付現地紙が報じた。  最も批判された保護政策は、ブラジル国内で組立作業を行う自動車メーカーに対して国内調達部品の割合を決め、それに合致した場合には工業税(IPI)を大幅減税する優遇措置( ...

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コロンビア=ゲリラとの和平再び合意=再度の国民投票実施は不明

コロンビアのファン・マヌエル・サントス大統領(Juan Davi Tena/SIG)

 【既報関連】コロンビア政府と同国の左翼ゲリラ組織のコロンビア革命前線(FARC)は12日、キューバの首都ハバナで行われた会談で、過去50年以上にわたって続き、25万人以上の死者を出した内戦の終結を目指す和平協議が合意に達した事を発表したと、13、14日付現地紙が報じた。  政府とFARCは9月26日に合意文書に署名したが、同文 ...

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糖尿病=成人患者の半分は未発見=年間7万人の命奪う病気

今年のキャンペーンのテーマは「糖尿病に注目!」(Arquivo/Agência Brasil)

 世界糖尿病デーの14日、国際糖尿病連合(IDF)が、成人患者の半数は糖尿病である事を知らず、きちんとした対応をとっていないとの見解を明らかにしたと14日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。  今年の撲滅キャンペーンのテーマは「糖尿病に注目!」で、早期発見や早期治療を確実にし、合併症の危険性を軽減する意味で、患者発見の大切さを ...

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テメル18年選挙に朗報か=類似の疑惑がFL抵触せず

 自身と同じ罪状で訴えられていた政治家が罰金刑だけで済んだことで、ミシェル・テメル大統領が18年の選挙に出馬してもフィッシャ・リンパ法(FL)の対象にならずにすみそうだと、13日付フォーリャ紙が報じている。  問題となっていたのは、2010年に規定額以上の政治献金を行って罰金支払いを命じられた緑の党のジュリアーノ・ガスパリーニ氏 ...

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東西南北

 サンパウロ州保安局が発表した最新データによると、今年の1月から9月において、サンパウロ市での殺人事件で軍警によって殺害された人の数は287人だった。同期間中に殺人事件で亡くなった人の総数は923人なので、およそ10人中3人が軍警によって殺されている計算となる。同市の過去のデータを調べてみると、2006年1~9月には10件につき ...

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親の信仰を子供に広げるには

 『谷口雅春先生を学ぶ会』が日曜に開催された。日本から参加した講師は、当地のアンゴラ系信者が先祖供養をしたことで、家族の歴史に興味をもって調べ始めて、それから先祖供養を欠かさなくなったとの話をした。「日本文化が伝わったことが嬉しい」と微笑んだ。  アンゴラ系信者の場合は宗教を通して日本文化、生活習慣の意義を知った。そこから家族ぐ ...

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『ふろんていら』50号に思うこと

『ふろんていら』50号の表紙

 サンパウロ州アルミニオ在住の伊那宏さんが主宰する詩歌サロン『ふろんていら』が、記念すべき50号を9月に発行した。個人で年4回も定期刊行を続ける苦労は並大抵ではないだろうに、12年半も続いてきた。もちろん、伊那さんの志に賛同して投稿する人がいればこその快挙だ▼本人筆による一文「その歩んで来た道」(26頁~)を読んで、考えさせられ ...

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道のない道=村上尚子=(34)

 畑全体は出来なかったが、大半はやっつけた。考えてみると、生きた葉に毒をかけても、まだ水分は根元から上がっているので、枯れることはない。  私のやり方なら、もっと勝負は早いと思った。とにかく、この年のトマトは、弟宅と、私の家の二軒がこの地域では、収穫できた。今考えてみれば、一郎は、ハサミの件は何も言わなかった。第一、見てもいない ...

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