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2016年11月19日の記事一覧

東西南北

 16、17日と2日続いたリオ州元知事逮捕。州や国に与える打撃は、ペトロロンとメンサロンを州政府レベルで組み合わせてやってのけたようなカブラル氏の容疑の方が、小さな市での選挙不正だったガロチーニョ氏より大きいが、報道を見るとガロチーニョ氏への反響も大きい。それは、心臓疾患の疑いのある同氏が、入院先の病院から刑務所への護送車に移さ ...

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ブラジル陸軍=小野田少尉称え伝記出版=〝伝説の日本兵〟に学べ=旧敵国軍人を異例の顕彰

(左から)エドアルド少尉、昌郎さん、ルイス少佐

 太平洋戦争終結を信じず、フィリピン・ルバング島に30年近く潜伏し闘い続けた〝伝説の日本兵〟小野田寛郎さん(1922―2014年)のポ語伝記『Sem Rendição minha guerra de trinta anos(降伏せず 三十年戦争)』(小野田寛郎著、ジェラルド・アウヴェス・ポルチーニョ・ジュニオール訳)の刊行発表会 ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(15)=レジストロから17人も参加

大矢良子さんと夫のジョルジさん

 2日の昼食時間に、今回レジストロから17人もの参加者があったうちの二夫婦に話を聞いた。セッチ・バーラスに住む大矢ジョルジさん(82、ペドロ・デ・トレド生まれの二世)、良子さん(78、第3アリアンサ生まれの二世)だ。  ジョルジさんは南西海岸部のペドロ・デ・トレドの奥にある「南聖植民地」の出身で、「日本人は2、3家族のみ。あとは ...

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生長の家が世代別発表会=スピーチ、絵画で技能争う

壇上に並ぶ全国こども大会の出場者ら

 生長の家ブラジル伝導本部(寺前継雄理事長)が22日、第45回全国こども大会をサンパウロ市の本部別館で行なった。歌や遊戯の発表に約40人が参加し、同日には第52回全国こども・ジュニアお話大会も併催された。  お話大会には約380人が来場。こどもB組、A組と発表し、和やかな雰囲気の中、子どもたちの発表を見守った。  翌23日には第 ...

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大耳小耳

 日本ブラジル中央協会(東京都港区)の機関紙『ブラジル特報』(編集人・岸和田仁)では最近、読み応えのある内容が目に見えて増えてきた。11月号では、巻頭言「小池都知事への勝手連のメッセージ」(和田昌親)として「リオ五輪から何を学ぶか」を提言は、「ハート(心)のバリアフリー(建物の段差などを取り除くこと)を」という味わい深い一言で締 ...

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80周年のパ国で日本祭り=1万5千人来場、KAO=Sも

来場者と記念撮影するKAO=S(提供写真)

 移住80周年を迎えたパラグアイで先月15日、記念行事の一環として日本祭り(Festival Japones Gastronomico y Cultural)が首都アスンシオンのジョッキークラブ・デル・パラグアイで開催された。  午後5時に開演した同祭では約1万5千万人が訪れたとされ、焼き鳥や巻き寿司などの日本食屋台や、コスプレ ...

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米国加州=二審で敗訴、慰安婦像裁判=控訴に向け資金提供募る

裁判費のために募金を募る河合さん

 米国カリフォルニア州グレンデール市に設置された、慰安婦像撤去のために活動している『歴史の真実のための世界連盟(GAHT)』(目良浩一会長)が、裁判継続のために資金集めを呼びかけている。  13年に米国で初めて設置された慰安婦像と石碑の撤去を求め、14年に設立された同連盟。連邦地裁に提訴していたが、今年8月に第二審で敗訴していた ...

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音楽と書道が合作公演=新たな美的感覚に感嘆

公演を終えた金田さん、吉沢さん

 造形作家の吉沢太さん(52、埼玉)と音楽家の金田聖治さん(34、奈良)が主催する『奏音書詩』が先月29日、サンパウロ市リベルダーデのIMJプロドゥソンエス内スタジオで開催された。来場した約40人が、音と詩の神秘的な合作公演に魅了された。IMJプロドゥソンエス、コジロー出版、柿木幸枝ネウザ氏、久保ルシオさんの支援・協力。  薄暗 ...

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JICA=次長に佐藤真司さん着任=伯から東京五輪に貢献望む

意欲を語る佐藤次長

 JICAブラジル事務所の次長としてブラジルに赴任した佐藤真司さん(47、兵庫)が7日、着任あいさつのため来社した。先月19日に着伯し、ブラジリア事務所で総務経理・広報を担当している。  過去には日系社会青年ボランティアとして、ドミニカ共和国で日語教師を務めていた。またブラジルの前はエルサルバドル、ボリビアのJICA事務所次長だ ...

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道のない道=村上尚子=(36)

 あのピーマンくらいで、台所の苦しさが変わるはずもなく、家の中は何か陰湿な空気が漂う。ある日、信が重大報告のような構えで、 「今日は、ママイ(お母ちゃん)の誕生日だ!」という。  私は、ママイと呼ばれたことはない。であれば、生みの親のことである。  おまけに一郎までが、畑から帰って来て、心なしか肩を落としている。 「すまんな、今 ...

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