ホーム | 2016 | 11月 | 24 (ページ 2)

2016年11月24日の記事一覧

サンパウロ州=弁護士33人を一斉逮捕=麻薬密売組織に協力した疑い

 サンパウロ州検察局とサンパウロ市警の合同捜査により、22日に弁護士33人とその親族2人、さらにサンパウロ州人権保護審議会副議長のルイース・カルロス・ドス・サントス氏が、麻薬密売組織の州都第一コマンド(PCC)に協力していたとして逮捕されたと23日付現地紙が報じた。  逮捕者の中で唯一名前が明らかにされた人権保護審議会副議長のド ...

続きを読む »

チクングニア熱大流行の兆し=北東部などで156人死亡

19日にサンパウロ州内360市で行われた蚊の発生源根絶作戦の様子(Gilberto Marques/A2img)

 チクングニア熱による死者急増で、リカルド・バロス保健相が19日、この夏はチクングニア熱への注意を促したと20日付現地紙が報じた。  チクングニア熱はネッタイシマカやヒトスジシマカなどが媒介し、2日~2週間の潜伏期間後に高熱や斑上丘疹、頭痛、関節痛、結膜炎などの症状が出る。熱は2日位で収まるが、関節痛や疲労感、頭痛、不眠などは5 ...

続きを読む »

〈ブラジル〉各家庭の不況対策=「小売り対応問屋」急成長=半数近くの世帯が購買経験あり

 「卸し問屋」を意味するアタカードと、「小売り店」を意味するバレージョを合わせた造語、アタカレージョ(小売り対応問屋)で買い物をする人が増え、スーパーで買い物をする数を上回っていると23日付現地紙が報じた。  消費者動向調査会社、ブラジルニールセン社によると、46・4%の世帯がアタカレージョで買い物をすると答えた。アタカレージョ ...

続きを読む »

サンパウロ市ブラスで火災発生=ボリビア人居住区で4人死亡

消火活動中の消防士ら(Rovena Rosa/Agência Brasil)

 23日早朝、サンパウロ市セントロのブラスの商店街で火災が発生し、4人が死亡する惨事となった。23日付G1サイトなどが報じている。  火災が起きたのは午前5時7分頃で、セウソ・ガルシア大通りとブレッセル通り交差点に近い建物が全焼した。出火原因はまだ判明していない。  燃えたのは商店と縫製所を営む2階建の建物の奥の集団住宅で、ボリ ...

続きを読む »

東西南北

 ここ数日、本紙でも話題としているジェデル・ヴィレイラ・リマ大統領府総務室長官。同氏が若手の下院議員だった頃から常に汚職の疑惑がついて回っていたことは昨日付本紙でも報じたが、エスタード紙などによると、ジェデル氏は1970年代前半にブラジリアで、ブラジルが生んだ伝説のロックスター、レナト・ルッソと同じ小学校に通っていたという。ジェ ...

続きを読む »

世界のジノーンチュ歓迎会=戦後復興支援をCDで感謝

参加者らで記念写真

 【沖縄発】先日那覇市で無事に閉幕した「第6回世界のウチナーンチュ大会」では、前回に比べて県内各地で海外からのウチナーンチュを迎えた盛大な歓迎会がより多く開催された。いわば、地方行政による各地独自の「ウチナーンチュ大会」だ。  中でも宜野湾(ジノーン)市では10月28日に、宜野湾出身者を集めた「世界のジノーンチュ歓迎会」をラグナ ...

続きを読む »

谷口雅春先生を学ぶ会=全伯大会に約400人参集=開祖のみ教え改めて学ぶ

講演中の前原講師

 生長の家谷口雅春先生を学ぶ会の『第3回ブラジル全国大会』が13日、文協大講堂で開催された。ブラジリア、サンタカタリーナ、南大河州などから約400人が来場、日本から来伯した前原幸博氏の講演などに熱心に耳を傾けた。  学ぶ会は生長の家創始者である、故谷口氏の教えに立ち返り普及を目指す団体。ブラジル支部は2012年8月に発足、会員数 ...

続きを読む »

ブラジリアで和食講習会=シェフ招き日語普及協会が

参加者らで記念写真

 ブラジリア日本語普及協会が13日、日本農水省による「日本食普及の親善大使」小池信也シェフを招き、地区研修会「健康な生活を支える和食の力」をブラジリア日本語モデル校で開催した。  鮭飯、南瓜のすり流しなど小池シェフによる調理法が紹介され、世界無形文化遺産となった和食が持つ健康的な一面や基礎知識、和食器の歴史についての講演も行なわ ...

続きを読む »

道のない道=村上尚子=(39)

 当時は、日本食堂など、この町には一軒もなかった。前の大通りの一番下あたりに、大きなレストランはあった。日系人が経営している。そこを、日本人たちは、利用していたらしい。こちらは名ばかりの食堂である。  客が入り始めた。ある農家らしい男の客が、 「ここはねえ、ほっ! と一服できる雰囲気だよ……」  と言ってくれた。宣伝もしていない ...

続きを読む »

移民史の語り部を育てる時代に

 沖縄県留学研修生OB会は、先祖の遺産継承をテーマに国際フォーラムを開催した。そのなかで移民史研究者から、「歴史の暗部は語られないことが多い。でも、私たちには祖先の歴史を知る責任がある」と語った。  同県人会では、アルゼンチン沖縄県系人が来伯し、軍政下で失踪した日系人のドキュメンタリー映画が公開されたばかり。参加者からは「沈黙は ...

続きを読む »