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11月 2016の記事一覧

東西南北

 昨8日は現地紙でも米国の大統領選挙が一面を飾り、国内ニュースを押しやるほどの勢いを持った。本日付本頁でも報じたような「誰が大統領になるとブラジルはどうなる」といった記事も、サイトなどで数多く見受けられた。そこで思うのだが、もし現在もジウマ政権が続いていてアメリカの大統領がトランプ氏になっていたら、組み合わせ的には最悪なものとな ...

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第6回南米婦人の集い=レジストロ、皆で村おこし=(2)=自分の生産物に誇りを!

フェイラ・デ・プロドゥトルで山芋を手にレシピを話し合う

 夕食会では文協青年部らの民謡発表や健康体操を楽しんだ。CKCの大森麗裕さんが事業の目的を改めて確認。レジストロ農協婦人会の宇都宮和子会長は「この3日間、実のあるものにしたい」と意気込みを語った。 ■   ■  集い2日目は早朝にホテルを出発し、『フェイラ・デ・プロドゥトル』と呼ばれる直売市へ。採れたばかりの鮮度の高い食品が並ぶ ...

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『百年の水流』開発前線編 第二部=南パラナ寸描=外山 脩(おさむ)=(14)

水野龍三郎さん一家

 しかし不思議である。笠戸丸移民で、大量の被害者を出し、その人々から恨まれていた水野龍に、一方で、帰伯費用を送り、住む家まで心配する友人たちが居た。何故だろうか?  この点、筆者は長く不可解なままであった。  2013年、水野の息子の龍三郎さんが、クリチーバに健在であることを知った。一度会いたいと思った。疑問を解く手がかりが見つ ...

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元総務大臣が再来伯=竹中平蔵氏講演、16日

来社したSBPNの佐々木顧問、佐藤専務理事

 元総務大臣で現在慶應義塾大学の名誉教授などを務める竹中平蔵氏を招いた講演会が、16日午前9時半からサンパウロ州立総合大学内の講堂(Auditorio Istvan Jancso)で行われる。入場無料、進行は主に英語。  当日は竹中氏が「日本経済とアベノミクス」について講演するほか、国際医療福祉大学客員教授、元金沢大学医学部の渡 ...

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道のない道=村上尚子=(31)

 小規模とは言っても、何アルケールという土地での仕事、それなりの資金もいるし、運が良ければ金が儲かった。そして、ゆくゆくは、「バタタ王」のような夢をみた。であるから、小さな農家は小さいなりに、精一杯の形で勝負した。結局、彼らも又、大体三回も失敗をすれば、同じように破局が待っていた。  私たち家族も貯めていた金を元手に、一郎の夢に ...

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パルメイラスVロードまっしぐら=失速のフラメンゴを抜いて2位にはサントスが浮上

首位のパルメイラスは6日のインテル戦も勝って優勝にまた一歩近づいた(Ricardo Duarte/Internacional)

 サッカーブラジル全国選手権第34節が11月5日から7日にかけて行われ、首位のパルメイラスが勝って首位キープしたのに対し、前節まで2位のフラメンゴが引き分けて3位に転落。代わりに2位にはサントスが浮上した。  6日、ホームのアリアンツ・パルケで1部残留を目指して苦闘するインテルを迎え撃ったパルメイラスは、前半16分、今期得意とし ...

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ヒタ・リーが自伝を発表=南米を代表するロック・クイーン

 ブラジルのみならず、南米でも最大のロックの女王として知られるヒタ・リー(68)が自伝「ヒタ・リー~ウマ・アウトビオグラフィア」を発表し、話題を呼んでいる。  ヒタ・リーはカエターノ・ヴェローゾらとの「トロピカリズモ運動」で60年代後半に登場してきた実験的なサイケデリック・ロックバンド、オス・ムタンチスのリードシンガーで、日本の ...

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ブラジル生活保護、不正受給疑惑=収入を低く偽り受給資格得る

 ブラジル社会開発農務省は社会福祉政策「ボウサ・ファミリア(生活扶助)」受給者1390万人の再調査を行い、全体の7・9%にあたる110万人が不正受給をしていた疑いがある事を発見した。違反は全て、収入を低く偽り、受給資格がないのに受給しているケースだった。  ブラジル社会開発農務省は、46万9千人へのボウサ・ファミリアの支給を即刻 ...

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LJ=オデブレヒトが社で証言へ=53人もの社員がデラソン=経営破綻には逆らえず=年内に最高裁に報告目指す

マルセロ・オデブレヒト被告(Cicero Rodrigues/World Economic Forum)

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で最大級の汚職に関わっているとされる建設大手のノルベルト・オデブレヒトなど、オデブレヒトグループが連邦検察庁と進めている大型の報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)に関する交渉が、今月中にも締結する見込みだ。同社では、役員ら53人が証言に応じることになるという。6日付エスタード紙が報じている。  オデ ...

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ブラジル史上最大の環境破壊事故サマルコダム事故から1年=遅々として進まぬ復旧計画=被災者が事故現場で集会

未だ復旧には程遠いマリアナ市の惨状(Roberto Franco/UFMG)

 ブラジル史上最大級の環境破壊事故となった、ミナス州マリアナ市の鉱山採掘会社サマルコ社の鉱滓ダム決壊事故発生から、5日で1年経った。  3日に対策会議を開いたテメル大統領(民主運動党・PMDB)は、「被災者全てが元の住まいに戻り、仕事に戻って初めて、被災地に日常が戻った、復興したと言える」と語ったが、現状はそれには程遠い。  事 ...

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