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2016年12月16日の記事一覧

児童の成長に保護者ら涙=10周年のPIPAが発表会

発表会を終えて喜びを見せる生徒たち

 援協が運営する自閉症児療育学級PIPA(井上健治代表)が3日、第12回発表会をサンパウロ市の宮城県人会館で行った。  今年、創立10周年を迎えた同施設。薬剤による処置が一般的な当地の医療事情に反し、日常生活を送りながら療法する方針は、先進的な治療として高い評価を受けている。14年からは州政府とも提携を始めた。現在、約40人の自 ...

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祖父母の故郷、日本へ=コチア三世23人が今年も

訪日する団員と北島団長

 コチア青年連絡協議会(前田進会長)が隔年で行う『第4回コチア三世訪日研修』の団員が9日、出発報告のため来社した。今回は10~79歳までの23人が参加する。  28日に日本へ到着後、親族訪問や観光地めぐりのほか、神戸移住センターや広島平和公園にも訪問。その他、筑波大学も見学する。  団長を務めるサンパウロ州イビウナの草島精二さん ...

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健康と繁栄祈り東洋祭り=出店に太鼓、日本文化楽しむ

歓声が上がった太鼓の演奏

 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)が主催する年末の風物詩『第48回東洋祭り』が3、4の両日、リベルダーデ広場を中心に開催され、日系・非日系が多く訪れた。  晴天のなか、大阪橋の大鳥居前に集まった関係者らは、シャペコエンセ搭乗機墜落事故の犠牲者に対して一分間の黙祷を捧げた。引き続き、南米神宮の逢坂和男宮司が導師を ...

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「ノーノー・ボーイ」新訳を終えて=戦争で心を引き裂かれた移民文学=ジャーナリスト 川井龍介

「ノーノー・ボーイ」(旬報社、2500円+税、2016年)

 日本軍がハワイのパールハーバーを奇襲してから丸75年。その瞬間から日本の日本人だけでなく、海外にいる日本人・日系人の運命も大きく変わる。アメリカの日系人作家ジョン・オカダが唯一残した「ノーノー・ボーイ」は、この運命に身をよじられる思いで戦後を迎えた二世の主人公イチロー・ヤマダの苦悩する魂の叫びをつづった小説である。  日系アメ ...

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障害、世代の枠越え熱中=卓球バレー聖大会を初開催

得点奪い喜ぶAACDチーム

 障害者も楽しめるスポーツ『卓球バレー』の第1回サンパウロ市大会が先月26日、サンパウロ市の運動施設エテッキ・デ・エスポルチで行われた。日本卓球バレー連盟(本部・京都市)の指導を受けた現地協力者の吉田章則さん(43、埼玉)らが企画し、当地の障害児支援協会(AACD、Associacao de Assistencia a Cria ...

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道のない道=村上尚子=(52)

 「円苔」の客層も決まり、すっかり経営は軌道に乗っていた。しかし洋介は遠慮して、店に来たのは二度くらいであった。それでも彼はクリチーバからやって来るたび、私の報告を楽しんでくれているのが分かる。洋介のほうも、私にいろんな話を聞かせているが、内容が少しづつ変わって来ていた。例えば、 「オレがファゼンダ三十周年記念のフェスタをした時 ...

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