2016年12月17日の記事一覧

迷走続くコリンチャンス=昨年王者は見る影もなく=監督人事はチーム内政争の具に

あっけなく解任された、オズワルド・オリベイラ元監督(Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

 チーム内政争、2015年優勝チームメンバーの相次ぐ引き抜き、低迷するチーム。名将チッチに率いられ、2015年の全国選手権を制したコリンチャンスのチーム事情は混迷の度合いを一層強めている。  今年下半期だけで、コリンチャンスは3度も監督を交代させたのだ。  2008年から2016年までを見ると、マノ・メネゼスとチッチが2回ずつ指 ...

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「プログラマ・ド・ジョー」が最終回=ブラジルの深夜TVの顔を28年

2015年、ジウマ大統領にインタビューした際のジョー(Roberto Stuckert Filho/PR)

 17日未明、ブラジルのテレビ界で、ひとつの時代が終わる。グローボ局で長らく続いてきた深夜のトークショー、「プログラマ・ド・ジョー」が17日未明0時30分の放送で最終回となる。  この番組は、1960年代からブラジルのコメディ界を引っ張ってきたコメディアン、ジョー・ソアレスが1988年にはじめた、アメリカの「トゥナイト・ショー」 ...

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ブラジル=テメル政権=景気刺激の政策集を発表=市場は一応肯定的な評価

重要閣僚に、両院議長まで従えて会見するテメル大統領(中央)(Beto Barata/PR)

 ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)は15日、エンリケ・メイレレス財相、エリゼウ・パジーリャ官房長官、ジオゴ・オリベイラ企画相、レナン・カリェイロス上院議長、ロドリゴ・マイア下院議長らを従えて記者会見を行い、景気刺激を目的とした政策集を発表した。16日現地紙が報じている。  テメル大統領は「この政策集は、ブラジルの生 ...

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テメル大統領建設大手オデブレヒト社幹部の司法取引供述で再度言及される=10年の選挙通じかけひき?=PBの疑惑の環境保護事業

16日のテメル大統領(Marcos Corrêa/PR)

 ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)が、オデブレヒト(O)社のラヴァ・ジャット作戦での報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)で2件目の言及を受けた。大統領は15日、その指摘を受け、デラソンを行った人物と「会ったことは確かだ」と認めたが、疑惑は否定した。16日付現地紙が報じている。  テメル氏の名前が最初に出たのはO社の ...

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17年度=3兆5千万レの予算承認=1390億レの赤字含め

 上下両院が15日、1390億レアルの赤字となる事を前提に、17年度の予算案を承認したと15日付G1サイトや16日付エスタード紙が報じた。  17年度の予算案には13日に上院が承認した歳出上限法が正式な法令として適用されたため、保健衛生関連の費用と教育関連の費用以外は、16年度の予算に公式インフレ率分を上乗せした額が上限となって ...

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ラヴァ・ジャット=連邦検察がルーラを起訴=カブラルにも新たな告発

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)などで既に3件の容疑で被告となっているルーラ元大統領が、15日に夫人らと共に起訴された。また、リオ州前知事のセルジオ・カブラル被告も16日、LJのカルカッタ作戦で2度目の起訴を受けたと15、16日付の伯字紙やサイトが報じた。ルーラ氏への起訴は9日のゼロテス作戦絡みのものに次ぎ、今年5件目となる。   ...

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今年で退任のフェルナンド・ハダジ、サンパウロ市長=公約達成度は53%のみ

今年限りで退任するフェルナンド・ハダジ、サンパウロ市長(左)とルーラ元大統領(右)(Ricardo Stuckert)

 今年限りで退任するフェルナンド・ハダジ、サンパウロ市長(労働者党・PT)の公約達成度は53%だったと16日付現地紙が報じた。  同紙の調査によると、2013年の就任時に行った123個の公約の内、達成されたのは66個だった。  達成率が低い項目は住居(達成率0%)、保健(同14・2%)、教育部門(同28・5%)などで、優先される ...

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東西南北

 ブラジリア時間11月29日未明に起きた飛行機墜落事故でのシャペコエンセの生存者選手3人のひとり、センターバックのネットが15日夜、サンタカタリーナ州シャペコー市に帰ってきた。これで事故の生存者4人のブラジル人全員がブラジルに戻って来たこととなった。空港では多くのファンが出迎え、「チャンピオンが戻ってきたぞ!」と大声援を送った。 ...

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文協もJRパス問題に助太刀=評議員会、全員一致で承認=具体策は特別委員会で検討

中央が原田議長、左が呉屋会長

 ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)の第151回定期評議員会が10日午前、文協ビルで開催され、ジャパン・レールパス(以下JRパス)問題に関する善処や再考を関係機関やJRに求める具体策を、「対日本政府機関連絡特別委員会」(文協の一部門)が練ることで全員一致した。  高木ラウル評議員(二世)は「その他」の項目で、JRパス問題に ...

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工夫と愛情込めた手巻き寿司=ADESCが第2回コンクール

「思いは一つの絆寿司」。巨大な巻き寿司を切り分ける婦人ら

 農協婦人部連合会(ADESC、西村千世子会長)が8日、年末の忘年会を兼ねて『第2回手巻き寿司コンクール』を開催した。各地の特産物を活かした1種と、創意工夫を凝らし自由に作った手巻きの計2種で審査が行なわれ、7支部が参加し優勝を争った。  レジストロ支部はマンジューバやパルミット・ププーニャの酢漬けなど、特産物目白押しの手巻き寿 ...

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