2016年12月23日の記事一覧

リオ=夏本番、警備も本格化=観光客が自国の緊急番号にかけてもブラジルの緊急番号につながる措置も

ビーチを警備する警察(Clarice Castro/GERJ)

 ブラジルに夏到来の12月21日、リオデジャネイロ市の最高気温は35度に達し、ビーチは海水浴客で埋め尽くされた。  それは同時に、治安を守る戦いが本格化したことも意味する。リオ州保安局は、警備体制を強化した。  ポルトガル語、英語、スペイン語、フランス語、中国語で緊急電話190に対応できるスマートフォンアプリも作成された。  2 ...

続きを読む »

今年のサンパウロのヴィラーダは?=バラエティに富んだ音楽出演者

サンパウロのリヴェイロンの街中での花火(Paulo Pinto/Fotos Públicas)

 12月31日、ブラジルではある程度規模の大きい市になると「レヴェイロン」と呼ばれるイベントで賑わう。ブラジル最大の都市サンパウロではなおさらだ。  サンパウロの場合は海岸沿いのリオ市とは異なり、リゾート都市というイメージが皆無なので、元旦の花火は話題にはなるものの、街中ゆえに風情には欠ける。ただ、その分、大晦日の夜を盛り上げる ...

続きを読む »

ブラジル建設大手オデブレヒト社中南米やアフリカでも贈賄=12カ国に10億ドル=120億レ分の恩恵受ける=ほとんどがPT政権時に

14年5月に抗議運動を受けた際のオデブレヒトの社屋(Beatriz Pasqualino/Radioagência Nacional)

 21日に米国法務省が、ラヴァ・ジャット作戦の最大級の汚職企業である建設大手オデブレヒト社が、ブラジル含め計12カ国に対し、約10億ドルの賄賂をばらまいていたとの情報を明らかにした。22日付現地紙が報じている。  米国法務省の報告によると、オデブレヒト社は5億9900万ドル(現行為替で19億レアル)をブラジルの政治家や公務員に払 ...

続きを読む »

ブラジル連邦政府=積み立て退職金引き出しを解禁=300億レアルの経済効果期待=労働法改正案も同時公表

テメル大統領(右)(Marcos Corrêa/PR)

 テメル大統領(民主運動党・PMDB)は22日、以前の職場で積み立てていたが、自己都合退職などの理由で引き出せないままになっている勤続期間保障基金(FGTS)を労働者が自由に引き出すことを認めた。さらに、労働法改正案を公表したと、22日付現地紙が報じた。  自己都合退職の場合、FGTSは3年間引き出せなかったが、今回の措置で、2 ...

続きを読む »

16/17年夏=外国人観光客は250万人?=受け入れ態勢まだまだ未熟

 暦の上の夏が21日に始まったが、ブラジル観光公社(Embratur)はこの夏の外国人観光客は250万人に達すると予測している。  20~22日付G1サイトによると、15年にブラジルを訪れた外国人観光客は630万人で、世界ランキングは45位だった。観光客の大半を占める国内客によるものも含めた観光収益は国内総生産(GDP)の9・6 ...

続きを読む »

サンパウロ市主要幹線道路で、歩行者の事故死が激減=効いたハダジの速度制限

 サンパウロ市交通技術(CET)が発表したデータによると、マルジナル・ド・チエテではここ19カ月間、歩行者が車に撥ねられて死ぬ事故が皆無だった。22日付フォーリャ紙が報じている。  マルジナル・ド・チエテで車に撥ねられて死者が出たのは15年3月が最後で、以降、今年10月まで、歩行者が死ぬ事故は起こっていない。  また、マルジナル ...

続きを読む »

サンパウロ州=州立校教師への暴力頻発=後遺症で職場復帰も困難に

 サンパウロ州教育局が21日に発表したデータによると、サンパウロ州立校では教師への暴力事件が1カ月あたり23件発生していると、22日付現地紙が報じた。  発表されたデータは今年の始めから7月末までの7カ月の数字で、暴力事件発生件数は164件だった。2015年は年間通して188件、2014年は237件だった。  サンパウロ市では1 ...

続きを読む »

東西南北

 ルーラ元ブラジル大統領は21日、建設オデブレヒト社が贈賄代わりにルーラ研究所の土地を購入したと汚職捜査ラヴァ・ジャット作戦で報奨付供述を行ったとする報道を受け、ルーラ研究所の名前で「遂にラヴァ・ジャットもカフカやマイノリティ・レポートの次元にまで来た」との見解を表明した。文学史に残る不条理作家やスティーヴン・スピルバーグの人気 ...

続きを読む »

JRパス問題=在外日本人から批判続々=県連、文協が嘆願書送付

 【既報関連】在外日本国籍者は来年4月からジャパン・レールパス(以下JRパス)が使えなくなる問題に関し、ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)が日本の各関係者に再考を求め嘆願書を提出した。続いてブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)も要望書を発送。本紙6面に両方の全文を掲載した。11月30日付け朝日新聞電子版には『JR ...

続きを読む »

昨年に続き演技でも魅せる=真木柚布子さんがナタル公演

得意の歌謡芝居で観客を魅了した真木さん

 日本の演歌歌手、真木柚布子さんが18日午後、クリスマスコンサートをサンパウロ市東洋街の客家会館で開催した。昨年8月に続き2度目の公演で、再びブラジル日本アマチュア歌謡連盟(NAK)が招へい。約700人が来場し公演を楽しんだ。  公演開始を待ち望む来場者から口笛や手拍子などが送られ、午後3時半に開演。持ち歌の「助六さん」「さくら ...

続きを読む »